縦走三日目、4時に起床。早立ちで混雑する食堂前に座り5時の朝食を確保します。
すると小屋の叔父さんが1番のカードを渡して15分前にくるよう言われました。
4:45に全員で食堂に入り、朝食。お蔭で5時前から朝焼け観賞に出られました。
燕山荘より気温が高いようです。安曇野の町明かりが見られます。
朝食前に常念岳に登るヘッドライトの列が続いています。
昨日より雲が多いため、金色から赤色に染まり出します。
常念岳への登山路が見えてきました。
2008年4月残雪期の夜明けです。
5:28、八ヶ岳方面から朝日が登ります。
背後の槍ヶ岳が赤く染まります。
こちらは残雪期の朝焼け。
雲の影響から赤い涸沢岳-北穂高岳になりました。
そして赤い槍ヶ岳。
二日連続のモルゲンロートに満足して小屋に戻ります。
メンバーが出発待ちで集まっていて、急いで支度。今日は高低差1620mの下山になります。
【9/15、常念小屋-常念岳-常念小屋-最終水場-胸突八丁-大滝ベンチ-一ノ沢登山口=入浴=昭島】
予定の20分前ですが、5:40に常念小屋-2452mを出発。空身で常念岳山頂を往復します。
高低差400m のジグザグ道を登ります。
徐々に傾斜がキツクなり、下山組と登山組との渋滞すれ違いで気を使います。
二班も全員揃ってゆっくりとガレ場を進んでいます。
昨日歩いた大天井岳からの縦走路が見えてきました。
大天井岳-東天井岳-横通岳ルートを確認します。
小屋から見えた岩場の小ピークを越えて、6:55に前常念岳に続く三股分岐に到着。
休憩して詰まった登山者を先行させます。道を譲るアルコ隊です。
山頂手前から渋滞が始まり、狭い山頂での記念撮影待ちに並びます。
やっとアルコ隊の順番になり、7:10に100名山・常念岳-2857mで記念撮影。
常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山である。
山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ。
安曇野から全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然ですぐ見つけられる。常念岳のこの
印象的な形状は東に隣接する前常念岳の峰が重なって見える安曇野市豊科以南から眺める場合で、
安曇野市穂高以北になるとそれぞれの峰が独立して見えるためまた印象が違って見える。
なお、安曇野から眺められる北アルプスは、常念山脈が主役で、穂高岳、槍ヶ岳といった山々は、常念岳、
蝶ヶ岳、大滝山といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。安曇野の
シンボルであり、長野県立こども病院のマークにも使われている。常念岳の北側の山体は花崗岩質からなり、
南側の不変成古生層と大きく異なる境界となっている。東側の山腹には常念岳断層が確認されている。
高山帯の山頂部には花崗岩の岩塊が積み重なっている。
古くは乗鞍岳と呼ばれていた常念岳の由来は、昔、毎年暮れに不思議な常念坊という山姥が酒屋に酒を買い
に来たからという説や、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだと
されることから付けられたという説など、いくつかの説がある。春に前常念岳の東北東の雪の斜面に、とっくり
を手にした坊さんの黒い姿の常念坊の雪形が見られ、安曇野に田植えの時期を知らせる雪形とされている。
安曇野名誉市民の山岳写真家の田淵行男が『山の紋章 雪形』の著書でこの雪形を紹介している。
4月の常念岳山頂
各自に山頂下で360度のパノラマ大展望を楽しんでいます。
燕岳は残念でしたが、予定の三山登頂と北アルプス縦走を体感できて大満足のアルコ隊です。
南側の蝶ヶ岳縦走路方面。
西側は穂高連峰-大キレット-槍ヶ岳の稜線。
4月の穂高連峰と涸沢。
混み合う山頂下で槍・穂を背景に集合写真を撮ります。
4月の槍ヶ岳です。
北側には大天井岳からの縦走路が見えています。
東側には雲海に浮かぶ富士山。
下山のため、山頂の左下岩場を迂回して再集合。
7:25に下山開始。
スペースを見つけて集合写真を撮り直します。
奥穂高岳-涸沢岳-北穂高岳を撮影。
槍ヶ岳も撮影して今回の撮り収めです。
下りもすれ違い渋滞の中、慎重に降りて事故防止。
縦走路、山小屋、食堂と本当に混み合った三連休でした。後は無事に下山して入浴と昼食です。
8:40に常念小屋帰着。荷物をまとめて小屋前に集合します。
私が寝床に忘れた食料袋を見つけてもらい助かりました。
常念乗越-2460mで集合写真。なぜか全員が揃ったのは初めてです。
予定通りの9時に出発。高低差1140mの下山路を下ります。
屋根越しに槍ヶ岳とお別れ。
右手は横通岳。
左手は常念岳。
一の沢ルートです。慎重に急登下りを開始。
先行する団体ツアーと距離を取りながらゆっくりと階段道を下ります。
10分で第三ベンチ到着。5分休憩で先行団体の移動待ち。
5分で第二ベンチ-2400m通過。ポツリポツリと登山者が登ってきます。
木の根段差のジグザグ道が続きます。
所々に補修中の箇所が見られました。
10分で第一ベンチ通過。ここでも先行団体の移動待ち。
9:50に最終水場-2250mに到着。水分補給で一口飲んでみました。
ここで急斜面が終わり、沢沿いの緩やかな登山道になります。
涼しい沢沿い道で皆さん元気なようです。
心の中は生ビールでしょうか。
一の沢の景観です。末端の登山口駐車場まで残り高低差900mです。
10:00に胸突八丁-2090mを通過。ここも補修中でした。
どうやら事故無く下山できそうで一安心。登山口まで2時間とあります。
沢沿いに進み、一の沢を丸木橋で何度も渡渉します。
歩きやすい道ですが、大雨になると苦労しそうな沢道です。
10:55に笠原沢-1900mを通過。
展望の無い樹林帯になり、少し肌寒い中を淡々と歩きます。
11:20にエボシ沢-1750mを通過。
最終ポイントの大滝ベンチ-1618mを11:50に通過。
ここで先行していた団体さんを追い越して登山口に向いました。
F交通さんと約束した12:30過ぎに到着できそうです。
12:35に山の神を通過。三日間の快晴と安全登山に感謝しました。
12:50に一の沢登山口-1323mに帰着。全高低差1630m、7時間10分の下山路でした。
混み合う駐車場で迎えのマイクロバスを確認します。
最後は40分も早い帰着となり、今回の山旅をほぼ満点で終了できました。
マイクロバスにザックを置き、各自にストレッチ。参加メンバーの頑張りとチームワークに感謝です。
13:10に「ほりでーゆ」に向かい、13:30~14:40まで全員入浴と昼食を楽しみます。
コンビニで各自に買出ししてから中央道を走行。事故渋滞と小仏トンネル渋滞を乗り越えて昭島駅に
20時10分帰着して解散。三連休の天候に恵まれ、参加者の頑張りでスケジュールも遅滞無く進行。
大混雑の山小屋泊まりに耐えた皆様、お疲れ様でした。次の機会には平日泊まりを考慮したいと思います。
次週は引き続きクラブ山行で金峰山に登ります。
いつもお世話になっております。
燕岳~常念岳の写真を数枚頂きました。
チャペのブログが賑やかになりました。
有難うございました。
facebookに原画をアップ中です。
https://www.facebook.com/itaru.abe.50/photos
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