二日目の朝、4:30にカメラ持参で外に出ると雲ひとつ無い快晴です。
日の出前の燧ケ岳。
朝日が当り始めた景鶴山。
近くの枝で小鳥が鳴いています。
朝焼けの至仏山。
尾瀬ヶ原の朝霧。
朝焼けの後、明るくなりましたが少し雲が湧いてきました。
今日の快晴に感謝しながら6:00に朝食。
【5/1、見晴-与作岳-景鶴山-与作岳-見晴泊り】
出発準備の間に上空が雲に覆われてきました。
アイゼンを装着して6:50に小屋を出発。
更に曇り空が広がってきました。
東電尾瀬橋を渡ってヨッピ川を通過。
笹山の裏から与作岳の尾根に向かって直登開始。
ガイドがワカンを装着してステップを刻みます。
ヨッピ吊橋からのルートと合流後、古い踏み跡は疲れるため自分達でステップを刻みながら登ります。
まだ日が当っている尾瀬ヶ原を展望。
時々陽が当たり、与作岳山頂が見えてきました。
ここで単独の叔父さんが追い越していきました。鳩待峠からの日帰りで急ぎの登山です。
10:00に与作岳山頂-1933mに到着。
展望はどんどん悪くなってきました。
ここから景鶴山への鞍部に100m程下ります。
ここで男性が足の痙攣でストップ。
アイゼン装着での歩行で負荷がかかったようです。
マッサージと薬を飲みながらペースを落とします。
山頂下にて長休みし、足の回復を待ちます。
ザックをデポし、ピッケルのみで山頂に登ります。
先行した叔父さんとすれ違い、しばし談笑。
この日に遭遇した登山者は一名だけでした。
急登のためピッケルで確保しながら登りつめますが、
この日の雪面は柔らかく特に危険はありません。
11:20に300名山・景鶴山-2004mに到着。
周辺は小雪混じりのガスに覆われて燧ケ岳や至仏山の展望なし。
山頂下のケイズル沢をチェック。
下山路に使うと効率的ですが、湿原で水難事故が発生しているとのこと。
弱い風で寒くはありませんが、10分で下山開始。
このヤセ尾根を降りると危険箇所はありません。
山頂下でゆっくりと昼食を摂りました。
小雪の中、12:20に与作岳に向かって戻ります。
12:50に与作岳山頂通過。
朝方の踏み跡は小雪と横風で消えかけていました。
小雪は降り続いています。
踏み跡を辿ると足が疲れるため、アイゼンを外しました。
途中からフリーステップで急斜面を降ります。
これでスピートアップし、足への負荷も軽くなりました。
笹山の裏沢を降りると下山はほぼ終了。
ヨッピ川に近づきました。
14:30に東電尾瀬橋を通過。
ヨッピ川の流れをパチリ。
尾瀬ヶ原に出て見晴の桧枝岐小屋に戻ります。
14:50に桧枝岐小屋に帰着。
ヒノキ風呂に入浴して汗を流し、ゆったりと17:30から夕食。
結局、この日は昼前から小雪が降り続き、真冬に戻ったようです。
景鶴山の登頂を祝って懇親会後、20:30に就寝。
【5/2、見晴-山の鼻-鳩待峠-沼田駅-昭島駅帰着】
5時に早起きして外に出ると、小雪が降り続いていて視界悪し。
周辺を散歩してみましたが、雪原は凍って歩き易いです。
6:00に朝食。
小屋の親父さんのお見送りです。
明日からの五月連休後半も予約客は少ないようで、昔の賑わいは無いようです。
7:10にアイゼン無しで小屋を出発。
今日も雲とガスに覆われて小雪混じりの冬日になりました。
最初の小川を渡って竜宮小屋へ。
ガイドが竜宮小屋の主人に挨拶し、山の鼻に向かいます。
朝方の雪面は固く、融雪による踏み抜きの心配無し。
竜宮の語源となった竜宮の湧き水を見学。
何組かのテレマークスキーヤーや登山者とすれ違いました。
小川が流れる夏場のビューポイントです。
牛首で小休止。
四つ目の木道橋を通過。
スリップの心配はありませんが、雪原との接点で踏み抜きに要注意。
最後の長い木道橋を通過。
9:20に山の鼻に到着。
例年より残雪が多いため、木道がほぼ隠れています。
ハイキング客の入山には早いようです。
20年振りの尾瀬ヶ原と別れて木道橋を通過。
二日前より大きくなったような水芭蕉。
沢沿いをトラバースしながら200mを登って鳩待峠に向かいます。
20人位のトレッキング客とすれ違いました。
叔父さんが一般観光客の二人組に「そんな格好で来るんじゃない」と説教していました。
小雪が止み、日差しが当ってきました。
11:00に鳩待峠-1591mに到着。外で着替えながら荷物をまとめます。
寒風が吹き抜けるため、登山者は震えながら小屋のストーブに集まっていました。
11:20に鳩待峠を出発し、13:00に快晴の沼田駅に到着。
ここでツアーは解散し、沼田駅-高崎駅-昭島駅と乗り換えて16:30に帰着。
無事に残雪期の300名山・景鶴山を登れました。次は200名山の毛勝山に登ります。
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