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家康も愕然、堅牢過ぎる篠山城跡

2023-08-15 10:22:04 | 日記

篠山城の縄張りは築城名手の藤堂高虎で豊臣氏を包囲する城の一つ。築城後には

大坂冬の陣や大坂夏の陣でも城主・松平康重が篠山城から大坂城攻撃に出陣し大活躍する。

家康狙い通りの役割を果たしますが、山陰道を睨む要衝の篠山城は堅牢過ぎると天守閣は

恐れて建てられず平山城となるも、今では日本遺産認定の日本百名城のひとつです。

 

二の丸御殿庭園と井戸

徳川家康の命により西国諸大名が動員されて築かれた篠山城大書院は、天守のない

篠山城の中核をなす建物でした。 築城工期は1年たらずの突貫工事でしたが、

笹山(篠山)は全体が岩盤で出来ており難工事だったようです。

 

篠山城大手口の鉄門

表門から二重桝形・中門を抜けると鉄門(kuroganemon)に、呼び名通り門扉に鉄板が

張られた、二の丸へ至る最後の門跡で関門にふさわしい厳重な造りです。現在は

模擬冠木門、往時は絵図によれば櫓門が設けられていたようです。普請総奉行の

池田輝政が中心に、縄張りには築城の名手の藤堂高虎が手掛け、石垣造営には

穴太衆が携わったようです。

 

二の丸屏風折の石垣と犬走の景観

見事な石垣と内堀、犬走りに囲まれた城跡、大書院が見えます。内堀と外堀および馬出、

二ノ丸内は石垣が残っています。外堀の周囲に3つ造られた馬出は東と南の2つが堀と

ともに現存しています。4月上旬は”さくらまつり"が催されて観光客で賑わい、

篠山城跡一帯が桜で彩どられます。

 

南門・埋門跡

段差を利用した埋門跡(uzumimon ato)、二の丸南側の門です。この付近の石垣には

城内で最も多くの符号・刻印が見られます。篠山城跡二の丸から南側にある埋門を

くぐり下ると、三の丸へ通り抜けます。二の丸南側の埋門から下り、三の丸を通って

五万石の城下町として栄えた河原町妻入商家群方面へ向かいます。

 

城下町・河原妻入商家群

河原町を歩くと間口の狭い奥行きの深い造りをした妻入りの商家が建ち並び、歴史深さが感じられます。

約600mにわたり、藩政時代の面影を残す家並みが続き、土産物屋もあって買い物をしながら、写真も

撮りながらの散策を楽しめると思います。

白い壁と面白い鬼瓦が特徴の瓦屋根の商家が五百メートル以上にわたって街道に立ち並んでいます。

大小の商家が街道の両側に立ち並び、商家の前の所々にはデカンショ節の唄が描かれた灯篭があるのも、

町の良いアクセントになっていると思いました。

 

アクセス...城跡近くの大正ロマン館

JR篠山口駅から神姫バスを利用、所要15分程で城北口停留所で降車します。バス停留所から

徒歩5分ほどでレトロな建物の大正ロマン館があって、お土産や軽食があります。大正ロマン館

からも見えますが、篠山城跡の大手口には二~三分で歩けます。

お洒落な観光案内所

大正ロマン館の道路を隔てて対面にあるのが、レトロ風でお洒落な建物の篠山観光案内所です。

先ずは情報入手、案内所に入って現地調査、時間に合わせて観光ルートを検討されたら良いと思います。

篠山城跡の城内マップや城下町マップも無料でもらえます。