便所サンダル大全

日本製便所サンダルについていろいろ語ります

レディース手染めベンサン(24.0cm PEARL No.30 ホヌ イエロー×グリーン)

2023-03-22 17:13:38 | 丸中工業所(PEARL)
いやー、今見てみたらメチャクチャ久しぶりの投稿ですね。

半ば忘れかけておりましたが「なんか作ったら本サイトでは無くてマルシェルで売る」という便利なワザがあるので併せて本ブログでご紹介。


まだ正式発表ではありませんが「手染めベンサン」をやります

手染めギョサンはぎょさんネットのナル店長が何年も前からやっていてもはやスーパーテクの領域まで進化しておりますが、なぜ私がやらなかったかといいますと、

ニシベケミカル製品にクリアが無かったから

ということに尽きます。

ところが本年2023年、ついにあのVIC No.510がクリアとなり「VIC No.2020 BENSAN+(ベンサン プラス)」として登場!

「これはもう染めるでしょう」

と、手染めの準備を完璧に整えました。

本日2023年3月22日、まだニシベケミカルからクリアサンダルは納品されていませんので、事前準備として丸中工業所さんのクリア系サンダルや森川ゴムさんのポケッターなどを染めまくっております。

今日はレディースホヌのラメクリアーを「イエロー×グリーン」で染めてみました。




ということで、せっかく作ったこのサンダルを、正式ラインナップに入れるかどうかわからない一品ものとしてマルシェルにおいておきましたのでご興味のある方はどうぞ。


ところで、この「染めベンサン」をカッコいい言い方ができないものかといろいろ考えてます。

シャツですと搾り染めでタイダイ(Tie=縛る,Dye=染め) なんて言い方しますよね!

なので、染めたベンサンはDyed Bensan、略して

Dye-Ben(ダイベン)

なんていいかも!
登録商標も取れそうだ!


丸中工業所 PEARL No.15(マンガ入り)子供

2020-10-02 17:31:08 | 丸中工業所(PEARL)
春になると急に売れ出す子供用。

中でもお子様に大人気なのがこの「丸中工業所 PEARL No.15(マンガ入り)子供」


ご覧の通り、オリジナリティあふれるかわいいネズミがプリントされていてるため、小さいお子さんはこのサンダルが大好きなのです。

このNo.15は「マンガなし」というのもあるのですが、私は仕入れたことがありません。


一応ウチで扱っているライバル商品は森川ゴムのHaelth No.140なのですが、どうも大人の方は絵のついていないHaelth No.140を選びがちです。

でも、当のお子さんたち用にこのPEARL No.15とHealth No.140を並べたら、大半のお子さんはPEARL No.15を選ぶでしょう。

ウチの甥っ子にも2足プレゼントしたのですが、2足を手に持って踊りまわった上に保育園に履いていくと言ってきかなかったそうです。


もう「子供の心を虜にする悪魔のサンダル」と言っても過言ではないかもしれません。


さてこのサンダル、写真にある通り4色展開で、サイズは

・1号(16cm)
・2号(17cm)
・3号(18cm)
・4号(19cm)
・5号(20cm)
・6号(21cm)

の6サイズ。

3歳くらいのお子さんから小学校中学年くらいまでが履けるラインナップになっています。

そういえば、いわゆる婦人用の最小サイズは23cm(婦人Mサイズ)で、子供用の最大サイズは21cm。

22cmのサンダル(婦人用Sサイズ)ってほとんどないんですよね。
なんででしょう。


まぁそれはさておき、ニシベが(表向きは)子供用サンダルを製造していない今、まさしく子供用ベンサン界を二分するライバル同士の戦い。

これからもしっかりと注視していきたいと思います。






丸中工業所 PEARL No.900

2020-09-25 16:15:23 | 丸中工業所(PEARL)
あまり廃番品を作らない丸中工業所さんの製品の中でも結構前に廃番になっていて、現在では入手困難(というか入手できるのか??)というサンダルがこれ。

PEARL No.900。


なぜそんなサンダルを私が持っているのかというと、丸中工業所さんから直接お声がけいただいたから

毎年一回くらい、秋以降に丸中工業所さんには挨拶に伺うのですが、行くといつも「レア物」があったら教えてくれるのです。( ´∀`)

いつもだとあまり出回らない型番のマーブルとかなのですが、この時は何十足かのサンダルの中に1足これが紛れててテンションが一瞬で沸騰しました。

古~いカタログでしか見たことのなかったサンダルの実物が目の前にある喜び、サンダルマニア以外では到底味わえないかと思います。


それはさておき、意匠としてはごくオーソドックスな作りのサンダルですが、ベルトの穴が大きな四角というのは甚だ珍しく、現行品だと森川のNo.378(長方形ですが)とかくらいですかね?

※小さい四角がポツポツ並んでいるやつなら結構あります。

この四角が丸になったらなんとなくアレに似ているような気がいたしますが、まぁその辺はそこはかとなくなんともアレな領域の話ですのであえて触れないようにしたいと思います。


ただし!

実はこの四角が丸のサンダルも、実は丸中さんにはあったのですよ。

それは「PEARL No.170」

おそらく実物はもう手に入らないだろうと思われますが、丸中さんの古いカタログでその姿を拝むことができます。

「No.170は全然違うサンダルでしょ?」

とおっしゃる向きも見受けられますが、その通り、現行品のNo.170はまったく違うサンダルです。

つまり、ある意味「無かったこと」になっているサンダルなんですよねー・・・。


そんな名残も垣間見せてくれる希少品がこのNo.900というわけでもあります。

ちなみに裏側はこんな感じです。

こんな感じ


これまたPEARL定番の裏底ですが、サイズがガッツリと刻印されてるのがカッコいいですね!

No.180ですと、LL、3L、4Lはサイズの刻印があるのですが、MとLはただの吸盤みたいな丸になっているだけでサイズの刻印は入っていないのです。

ですので、「Mサイズの刻印」はPEARL好きから見るとかなりレアな光景なのですよ。


このNo.900も旧No.170も、金型が残っていたら特注したいくらいのサンダル。

履いて外も歩きたいですし、眺めてニヤニヤもしたい。

でも、希少品だからこそ愛おしさもあるサンダル。


おそらく新品の現物を持っている人間は世界でも片手で数えられるくらいしかいないのではないかという優越感に浸りつつ、今日もそっと眺めることにいたします。

丸中工業所 PEARL No.707 紳士幅広

2020-09-04 15:18:02 | 丸中工業所(PEARL)
PEARL No.180とVIC No.510の4Lサイズが出るまで、ベンサン界で最大の大きさを誇っていたのが、このPEARL No.707 紳士幅広の3Lサイズ。

と言っても、実寸ではほぼ4Lサイズに匹敵する大きさです。

■ブラック

■ブラウン

■レンガ

■ゴールデンロッド

■オーク


ですので、これまで3Lサイズでもちとキツイといった方々には、上に書いた3つのどれを選んでもいい感じで履けると思います。

中でも、この紳士幅広は名前に「幅広」ってついてしまっているくらい横幅に余裕があるので、通常の足のサイズ感でサンダルを買うとサイドに圧迫感があるという方に超オススメ。


ウチでは3Lしか扱っていないんですが、ホントはこれM~3Lまであるサンダルなので、いつかは全サイズ取り揃えたいと思っております。

やはり、合わないサンダルを無理やり履くよりも履きやすいサンダルを履くのが一番ですからね。


ここで、紳士幅広(とダンヒル4L)に関するお客様からの感想を抜粋でご紹介したいと思います。

そのお客様がが親戚の子に紳士幅広3Lとダンヒル4Lをプレゼントしてあげたところ、


>こんなに履き心地の良い履き物を履いたのは、生まれて初めてだそうで

>どんな靴を履いても窮屈な感じの人生だったらしく、生まれつき視力の悪い人が、初めて眼鏡をかけたような体験らしい


・・・・・。

ここまで感動していただけると、ベンサン屋も冥利に尽きるというものです・・・。(感涙)


以前新宿に事務所を構えていた時も、何名かの方が直接事務所に来てサンダルをお買い上げいただいた(※)ことがあるのですが、中でも紳士幅広を買われた方3名ほどは、みな口をそろえて

「うわ、こんないいの履いたことないわ、これじゃないと履けない」

という意味合いの事を皆さんおっしゃっていました。

※現在は来社での直接のお買い上げは全てお断りしております。


つまり、足が大きくて幅広の方には唯一無二のサンダルと言って過言ではないと思います。


最所に書いた通り「PEARL No.180」と「VIC No.510」の4Lサイズもありますが、このどちらも横幅は割とタイトなサンダルですので、幅広で足が大きい方にはゼヒ一度この紳士幅広を試していただきたいと思っています。


ちなみに裏側はこんな感じ。


紳士シャワーのように大きなギザギザタイプでクニョクニョと曲がるため、丸中工業所の中では柔らかめの履き心地も兼ね備えております。

足裏にあたる大きめのボツボツも健康サンダルと感じで好感が持てます。


なお、今回は5色のみ掲載しましたが、違う色組(No.7075)で

・水色
・ミントグリーン
・ベージュ

もあります。


でも7075の方は常時在庫しているわけではなさそうなので、折を見て仕入れるようにしていきますね。



丸中工業所 PEARL 紳士シャワー

2020-08-06 16:18:03 | 丸中工業所(PEARL)
さて今回ご紹介するのはこの「紳士シャワー」

なかなか面白いサンダルで、

・ナンバリングが無い
・甲にエンボス(浮き出し)の文字&金の着色
・現在入手しづらい

などの特徴があります。


※今回、手抜き(サンダルを出すのがめんどい)で1色だけ


形としてはNo.170のようなベルト上下の穴で、底面のデザインは「ホヌ」と似ています。というか、ホヌの方が紳士シャワーに似ているのですが。

※ホヌには土踏まずのボツボツがあるけど紳士シャワーにはありません。


こういう話を書くと、6年ほど前に電気グルーブがMステに出たときに

「電気グルーヴって人達、セカオワのパクリみたいだった」 

というツイートが拡散されて、電気グルーブのファンが「それはさすがにセカオワに失礼だろ!セカオワに謝れ!」とか「電気最低だな!」 と余裕のツイートで若者を温かく見守っていた件を思い出します。


まぁそれはそれとして、デザイン的な最大の特徴は甲に輝く

SPORTS

の文字。

そして名前は「紳士シャワー」。


つまり、本来は「男性が運動後のシャワーの時に使うことしか許されない」用途が限定されたサンダルなのですが、もちろんそんな律儀な人間がいるわけもなく私も(もったいないから)たまに普段履きに使用します。

なんでガンガン履くのがもったいないかというと、前述したとおり現在入手しづらいからです。

かと言って、廃番にはなってないんです。


ただ、丸中工業所さんが

「大量の注文でも入らない限りもう作らない」

と言っているので他のサンダルと違って在庫が無い上に生産されていないようなのです。


どこかのホームセンターさんが数万足単位で発注してくれればウチもおこぼれに預かれるというものなのですが。


ということで私も大事に保管しておりまして、写真は撮りませんが私が所持(履かずに保管)しているカラーは「ブラック、イエロー、ブルー、パープル」の4色だったと思います。

※山積みダンボールの下の方にあるので手抜きでごめんなさい


さて、肝心の履き心地の話ですが、実は紳士シャワーは丸中工業所製品の中では圧倒的な柔らかな履き心地を誇っております。

おそらくは靴底のデザインがこの履き心地を作っていると思われます。


非常に大きくギザギザが入っているため、全体的に「ふわっ」とした感触になるのと、加えてベルトや底全体も他のサンダルより柔らかめに作ってあると思われます。

つまり、入手しづらいけどとってもいいサンダルなんですよー・・・。


でも先日もTwitterでホムセンかどこかで販売してる写真をお見掛けしましたので、あるとこにあるようです。

ほんとは生産されていれば嬉しいのですが、街で見かけたら即買いレベル、PEARL製品の中でも上位クラスの良いサンダルだと思います。

小ロットで作ってくれないかなー、丸中さん・・・。