30分かけた大作です。気合い入れて読んでください。ではどうぞ。。。
「見よ東の茜色、我らが仰ぐ大阿蘇は~♪」(鹿本町立来民小学校校歌)
「東天遙かに神話の阿蘇は~♪」(鹿本町立鹿本中学校校歌)
「大阿蘇は焔の叫び~♪」(県立鹿本高等学校校歌)
小さい頃から「阿蘇」は身近だけど遠く神秘なところだった。
母校の小・中・高校の校歌は、冒頭「阿蘇」から始まっている。
小学校、中学校の校庭から、高校の校舎から、日々遊んでいた鹿本町のあらゆる場所から「阿蘇」を遠望することができた。
近所の猫がいなくなると、猫岳(根子岳)に行ったと近所のおばあちゃんから教えられた。
小学校4年の社会科見学旅行は、大観峰と阿蘇火口の見学で、車に弱かった私は青い顔をして集合写真に写った。
18歳になって車の免許を取るとドライブといえば「阿蘇」だった。
趣味の山登りも、20歳の頃、ミヤマキリシマが満開の6月初旬に阿蘇高岳に連れて行かれたのが始まりだった。
2年前に阿蘇に勤務する前から「阿蘇」が大好きだった。
阿蘇で2年間働いた。
仕事の合間に、小国郷、瀬の本高原、波野高原、阿蘇谷、南郷谷と「阿蘇」のあらゆるところを訪れた。平日だけでは足りず休みの日にも「阿蘇」を訪れた。
同じ場所を同じ時間に眺めても、季節や天候により違った姿を見せてくれた。
瀬の本から波野に続く果てしない草原を見ていると、人間のなんとちっぽけなことかと…感じさせられた。
「阿蘇」の広大な草原、清らかで豊かな湧水、数々の美味しいもの。
そして阿蘇で出会ったたくさんの人たち。雄大な自然の中では人はみな優しくなるのだろうか。
優しくて、大きくて、魅力的な「阿蘇」の人たち…、何人の人を好きになっただろうか。
阿蘇勤務最後の日、バドキチランナーさんから昼食に誘われ、宮地の有名焼き肉店「彦しゃん」に行った。ホルモン鉄板焼き定食、秘伝のたれがからんだホルモンが食欲をそそる。私の最後の勤務日にバドキチランナーさんからの優しい気遣いだ。
夕方は羽球サロン。阿蘇勤務最後の日に仙酔峡往復ランも考えていたが、バド仲間がいる宮地体育館に足を運んだ。
私の最後の練習日のせいか(偶然か)、若手の女性の参加者も多く、華やかで賑やかな練習会となった。「阿蘇」の地で好きなことを気の合う仲間とわいわいやるのは楽しいものだ。
2年間、雄大な「阿蘇」に見守られ伸び伸びと過ごすことができた。
仕事も頑張ったし、仕事以外でも「阿蘇」を満喫した。
この2年間の阿蘇勤務で以前にも増して「阿蘇」が好きになった。
これからもずっと「阿蘇」を好きなままでいよう。
これからも機会を見つけて「阿蘇」を訪れよう。
そして阿蘇で出会った「阿蘇ん人(もん)」を大切にしよう。