熊本城マラソン2023

さぁ、今日は第10回熊本城マラソンに参加。
2019年以来の4年ぶり8回目の出走だ。

シャツやランパン等の準備は全て自宅で済ませ

7時10分に嫁さんの運転で自宅発、7時30分に銀座通りで車を降りる。

ランナーの着替え＆待機＆アップゾーンになっている下通・新市街を通り、

サクラマチの荷物預りゾーンに着替えを預けたらアップジョグとストレッチ。

1週間前に故障した肉離れは痛みはないが重い違和感がある。

YouTubeを見ながら完璧なテーピングをしてきたつもりだ。

どうか再発しませんように。

8時30分、通町筋のスタート地点に並ぶ。

ランナーだらけだ。

1万人超のランナーが所狭しと電車通りに並んでいる。

振り向けば

熊本城天守閣がランナーを見守っているようだ。

いつものように大西市長の熱いメッセージがスピーカーから響き渡り、

9時2分、号砲とともに大勢のランナーがゆっくりと動きだした。

スタートラインを超えるまで5分50秒。

ゴール見込み時間を4時間半で申し込んだのでスタートはIブロック。

走り出すのが遅くてイライラする。

しかし、いったんスタートラインを越えたら

沿道からの大声援が続き気分上々、これぞ都市型マラソン。

「弁天ジョガーさ～ん」と名前を呼ばれての応援も何人かいただいた。

ありがたい。

でも誰か分からない声もあってスミマセン。

通町筋→産業道路→白山通り→平成大通りと連なって走って行く。

まさに渋滞状態の中を走っていくので、

コースどりはジグザグ、

速く走ったり遅く走ったりと自分を揺さぶるような走り。

この影響が後半に出る気がしてたまらない。

＜Stまで5'50、St～5km 29'44＞

平成大通りを東バイパスに突き当たる折返しから

やっとランナーがばらけ気持ちよく走り出す。

平成大通りから平成けやき通りに曲がると最初の難関、
3号線越え、白川越え、鹿児島本線くぐりのアップダウンが続く。

さらにアクアドーム方面に左折すると前半最大の高低差「熊本西大橋」
リズムよく上りきった橋の中央が10km地点。
＜5～10km　28'47＞

西大橋を下ったら同僚ヨッシーが応援に来ていた。

お～っ、と声をあげると、

エネルギーゼリーを手に持たせられる。

しかも、でかいやつ笑

持ってても重いので、とりあえず半分飲んでポケットへ。

ところがこのゼリーが後半の命の糧となる。

アクアドーム横を過ぎると応援の数がグッと減るが、
農道の途中で西城秀樹のＹＭＣＡが流れる恒例のポイントがある。

そして、ちょうどタイミングよく
「ワ～イ、エム、シー、エィ♪」
の場面だった。
ほとんどのランナーが両手を上にあげてアルファベットの形を作り、

笑顔で歌ってる。

「余分な体力を使わせてスミマセンでした～。」

派手な格好をしたおじさんのマイクパフォーマンスに大爆笑だ。

ルネサスの工場横から鹿児島本線の跨線橋に息を切らして上り

気持ちよく下って川尻の街並みに入れば15km地点。

＜10～15km 27'52＞

大応援団が所狭しと並ばれている川尻の古い街並み。

ちょうど雨と風がひどくなってきた。

それでも沿道の声援は止まらない。

ひょっとこお面の一団も今日は合羽を着てのパフォーマンスだ。

川尻を離れ天明、飽田の田園地帯に入る。
強い西風が体にぶつかってくる。

汗ばんだ身体が一気に冷えていく。

冷えを防ぐには一生懸命に走って身体を温めるしかない。

この区間は西風との闘いだ。

田んぼには恒例の案山子が無言で応援していた。
＜15～20km 28'06＞

＜20～25km 27'38＞

25kmを過ぎるとアクアドームすぐ西の熊本港線の交差点に出てくる。

ここから熊本港に向かって強い向かい風を受けながら約2.5km進む。

景色の変化がない直線の熊本港線、強風、応援も少ない。

しかし、いったん折り返せば強い風が応援団。

背中をグイグイ押してくれる。

足も随分と疲労が溜まってきた。

アクアドームの少し手前が30km地点。

＜25～30km 28'00＞

アクアドームの次の交差点を左折すると熊本西大橋。

往路では元気よく駆け上がった橋なのに、

復路では、ものすごく高い上りに見える。

一歩一歩、リズムよく、我慢して足を進める。

そして、下って平成けやき通りに右折すると、

鹿児島本線アンダーパスの下り上り、

白川に架かる蓮台寺橋の上り下り、
3号線跨線橋の上り下り、
強烈なボディブロー4連発、何とか我慢できたら35km地点。

＜30～35km 28'27＞

平成大通りを目前にした35km地点

これまで何度も走った熊本城マラソンでは壁は35kmにあり。

35km地点を過ぎ平成大通りに入ると

豊肥本線の跨線橋が富士山のように高くそびえている。

しかし、ここには沿道の応援が適度な間隔であって、

スピードを維持する元気をくれる。

頑張って、頑張って跨線橋の上り下り、

白山通りに右折したら真打応援団の嫁さんがいた。

夫婦愛の力で嫁さんが見えている区間はスピードアップ笑

南熊本駅前の交差点を左折するとキャプテンのファミリー応援団登場!!

「弁天ジョガーさ～ん」

奥様むっさんの優しい声に元気をもらう。

そして、産業道路との交差点では、

「弁天ジョガーさん、ファイト！　ラスト！」

と力強い気合の声援が届く。

同じ陸上部のサブ３エリートランナーしんえもんさんだ。

「よっし！」

ガッツポーズを返してスピードアップ。

産業道路から白川沿いのロードに入り泰平橋を渡ると40km。

給水地点で歩きながら何杯も水を飲んでいるのでタイムが落ちてきた。

＜35～40km 29'30＞

残り2km。

ラストの藤崎台の坂、二の丸の坂が頭をよぎる。

ネット(スタートラインからゴールまでの時間)でサブ４

を意識しながらペースを維持してきたが、

強烈なラスト2坂のペースダウンを計算していない。

とりあえず、新町界隈のエイドでは第一高校の元気ボランティアから

たっぷりと元気をもらい元気満タンで藤崎台の坂に挑む。

が、登坂2/3で歩いてしまう。

いったん歩き出すと上りの途中では走り出せない。

ダメだ、サブ4はなくなった。

藤崎台の坂を上り切ったら再び駆け出し、

ラストの二の丸坂に果敢にチャレンジするも、、

やっぱり歩いてしまう。

40km過ぎから足もいっぱいいっぱいで何度も攣りそうになるし、

心の力も落ちてきた、まさに満身創痍。

二の丸坂を上り切ったらラストスパート。

ガッツポーズでゴールを切る。

まぁまぁかな

＜40km～Goal 13'45＞

グロス　4h07m39s
ネット　4h01m49s

1週間前のスピード練習で右ハムストリングスを軽く肉離れしたが、

毎日の超音波治療とプロテイン摂取で何とかスタートに立てた。

最後まで故障が再発することなく完走できたのは満点かな。

4時間ギリギリでは走れるかと甘く考えていたら、

想像以上に走力が落ちていた。

また、しっかりと練習していこう。

それにしても、沿道の大きな声援は本当に嬉しく、
楽しくて充実した4時間のランとなった。

強い風が吹く雨の中で応援いただいた沿道の多くの方々、

ボランティア、スタッフ、

一緒にゴールを目指したランナーの皆さん、
ありがとう。

熊本城マラソン最高!!

2/19(日) rece 4h7min 42.2km + jog 1.8km

大会帰りにお好み焼きニックで一人ウチアゲ

キンキンに冷えたビールとソース味が美味かったなぁ