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映画感想文・福袋スペシャル!【2006・冬】

2006年01月23日 | 映画感想文
今回は、スペシャル! 週末に映画を観まくったので、それらを全部紹介します!

クローサー
★★★★★★☆☆☆☆


「クローサー」は恋愛映画で、「浮気」がメインテーマなんですけど、本当に言葉にできません。なんと説明すればいいのか、わからないんです。

ストーリー的には、まぁ2組のカップルが、それぞれ浮気を繰り返し、入れ替わり、またよりが戻り、また別れ、という修羅場と恋愛の裏に潜むリアルな部分が描かれてるように思いました。

これは観た人が、どう感じるかですけど、僕は結構好きですね。撮り方も独特で、メメントの監督のように、場面を現在、過去など混ぜる手法を使ってる。

泣けるかどうかは別として、こういう恋愛映画もたまにはいいと思いますね。
もう一度観れます。


レボリューション6
★★★★★★★☆☆☆



「レボリューション6」という映画は、まずジェケットとあらすじを見て、めちゃ面白そう! と期待値を上げて観たので、大満足という風にはいかなかったですね。

たしかに面白いんです。

6人でつるんでいた奴らが、若かりし頃に作った爆弾が、数年後に爆発して、それで死者が出て、ニュースになり、問題になる。再び6人は集まる事になるが、彼らはもう普通に職に付いており、現実主義になっているんです。主人公だけが、就職もせずいる。皆は主人公を見て、懐かしがるが、現実を見ろと厳しい言葉をかける。昔のあの頃の顔はない。

切なくて、物凄くわかる。
「砂漠」で例えるなら、主人公だけがまだオアシスにいて、みんなはもう「砂漠」に出ている。みんなに「いつまでオアシスにいるつもりだ?」と声をかけられる。

僕は仲間ものの作品が好きなんで、これは好きなんです。みんなで集まって何かをやり遂げるというスタイルの映画が。

でも、もうちょっと面白くできたな、と思うんですよね。

最終的には、また昔のメンバーが終結して、一仕事するんですが、イマイチパンチがないというか。まぁ最後は、またそれぞれ自分らの今の場所へ戻っていくんでしょうけど、それが物凄く切ないんですよ。

最後にひと時だけ、昔の自分たちに戻るんですけど、それが済めば、また顔は現実に戻る。そこは涙が出そうになりました。

でも、厳しい事を言うと、話的には平均点以上は取ってるんですけど、やっぱ期待値が上がりすぎていたし、盛り上がりにも少し欠けていたかな、と。それに、キャラは6人もいらないです。もう少し削れたと思いますね。4人、多くて5人で、充分いけたと思います。あと、適役の警察官の最後のあの行動は完全に辻褄あわせの何者でもないな、と。ちょっと強引過ぎました。

これは見ておいて損はないと思います。


LOCKSTOCK & TWO SMOKING BARRELS
★★★☆☆☆☆☆☆☆


ガイリッチーのデビュー作です。

「スナッチ」もそうなんですけど、やっぱ僕の肌に合わないというか、「スナッチ」同様、キャラが多すぎるので、まず見分けが付かない。最初に与えられる情報が多くて、なかなか世界に入っていけないのがネックです。最後の最後でだいたい把握できる感じ。だから、中盤あたりで、探り探りでストーリーを追っていくという感じで、ちょっとしんどい。

たしかに、ドタバタ劇で、いろんな要素が絡まって、最後には一つの場所へ着地する、というスタイルのつくり方で、面白いとは思うんですけど、やっぱ、キャラ多すぎて、二回見ないと何ともいえないですね。 二回観る映画でしょう、これは。

好みは分かれると思います。でも、主人公チームの4人の仲間っぽさは好きです。一人ボケがいて、総ツッコミする辺りとかは大好きです。


恋人はスナイパー【劇場版】
★★★★★☆☆☆☆☆



最後です。これは、今日、9時からやってたんで、ついでに鑑賞。

テレビスペシャルで、以前、エピソード1&2が放送されてたものの続編であり、おそらく完結篇です。

僕は、君塚良一&ウッチャンファンなので全部観ました。劇場版をやっとテレビでやってくれたな、という感じですね。

でも、テレビスペシャル二作と違って、これはシリアスなシーンが多かった。しかもこの作品の売りの一つであるワイヤーアクションが少なかったように思える。最後は、まぁスナイパー同士の戦いので、地味になるので、ラストは肉弾戦にもつれ込むのかな、と思ってたら、なかったのでちょっとがっかりですね。

最後もハッピーエンドとはいかない結末でしたが、まぁちゃんと終われた感じですね。いかりやさんの最後の出演作で、久々に観て、ちょっとまだ亡くなった事が信じられないですね。本当に。

これは、おそらく三部作なので、テレビスペシャル前二作を観ていると、よりキャラに感情移入できて、面白く観れると思います。でないと、これを最初に観ると、いかりやさんらの家族とウッチャンはどんな関係だったか、とか、ウッチャンと竹中直人らの組織、裏切った奴との関係など、描かれていないので、わからないと思います。そういう意味で、これ単発ではキャラはあまり描かれていないし、不親切な部分が多い。前二作観た人用に作られてます。


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ちょっと、今までは邦画ばかり観る傾向があって、洋画より邦画の方が好きだったんですけど、洋画もちょいちょい観て行こうかな、という風になってきました。

これらの作品の中で、一番面白かったのは、「レボリューション6」なので、その写真を代表して掲載しときます。まぁ、感想の部分でも「ジャケットに惹かれた」と言ってるので、参考に。



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