読書乱舞! 意味:一定期間中、本を読み漁る事。こういう新しい四字熟語がぱっと思いつくほど、読み漁ってます!
そんなわけで、月に一度のこのコーナー! だけど、今月は早くも2回目!
「最近、読んだ小説レビュー」
今回は、金城さんの〝ゾンビーズ・シリーズ〟スペシャル!!
_________________________
『レヴォリューションNo.3』/金城一紀
≪感想≫
オチコボレ高校に通う「僕」たちの少し歪んだ青春が詰まった短編集です。主要登場人物たちは、ゾンビーズというグループを組んで、厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入を試みるという話なんですが、独特なキャラばかりで、感情移入はしにくいけど、僕は好きですね。少し引いた位置から彼らを見る感じが好きです。今度は、あいつら何をやってくれるんだろうっていう期待感を抱きつつ、一気に読めました。おそらくこいつらが力を合わせれば怖いものはないでしょう。こういう歪んだ青春モノは、大好きです。高校生の時に読みたかったー。
『フライ、ダディ、フライ』/金城一紀
≪感想≫
ゾンビーズシリーズの第2作目で、これは長編です。一作目は高校3年生の話だったんですけど、これはその一年前の高校2年の夏休みの話。でも、主観は、鈴木一というサラリーマンで、娘に暴力を振るった現役プロボクサー学生に復讐するために、ゾンビーズたちと出会い、ゾンビーズのメンバー、パク・スンシンに鍛えてもらう話。これは、夏休みに、しかも30台くらいのサラリーマンの人にぜひ読んでもらいたいですね。ストーリーの大筋は、ほぼトレーニングなんですけど、精神面まで成長していく過程を見守りながら、がんばれ、と応援したくなるような感覚のまますぐに読めます。これは、テンポを出すために極力無駄な描写はなく、映像を見ているようにスムーズに読み進められます。通勤中に読むにはベストですね。
『SPEED』/金城一紀
≪感想≫
憧れの家庭教師、彩子さんの自殺から、物語は始まる。不可解さが残り、その事件に首を突っ込む主人公(私)は、謎の男連中に拉致られる。そこへゾンビーズのメンバーが。ゾンビーズシリーズ第3弾! スンシンは勿論、今回は、山下のキャラが人一倍光ってます。前二作では脇役だったアギーも、今回は大活躍します。展開は若干ベタですけども、そこはゾンビーズだから、青春だから、という理由で許せる。仲間モノはやっぱりいいですね。僕が一番好きなジャンルです。前作のリンクもあり、ファンを喜ばせるポイントもちゃんとおさえてます。しかも、続編を匂わせる終り方。このシリーズの虜になりそうです。というか、もうなってます(笑)。ゾンビーズに不可能の文字はない、という言葉一つでこのシリーズを語れるほどシンプルで、キャラが色濃くて、漫画のような小説です。
そんなわけで、月に一度のこのコーナー! だけど、今月は早くも2回目!
「最近、読んだ小説レビュー」
今回は、金城さんの〝ゾンビーズ・シリーズ〟スペシャル!!
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『レヴォリューションNo.3』/金城一紀
≪感想≫
オチコボレ高校に通う「僕」たちの少し歪んだ青春が詰まった短編集です。主要登場人物たちは、ゾンビーズというグループを組んで、厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入を試みるという話なんですが、独特なキャラばかりで、感情移入はしにくいけど、僕は好きですね。少し引いた位置から彼らを見る感じが好きです。今度は、あいつら何をやってくれるんだろうっていう期待感を抱きつつ、一気に読めました。おそらくこいつらが力を合わせれば怖いものはないでしょう。こういう歪んだ青春モノは、大好きです。高校生の時に読みたかったー。
『フライ、ダディ、フライ』/金城一紀
≪感想≫
ゾンビーズシリーズの第2作目で、これは長編です。一作目は高校3年生の話だったんですけど、これはその一年前の高校2年の夏休みの話。でも、主観は、鈴木一というサラリーマンで、娘に暴力を振るった現役プロボクサー学生に復讐するために、ゾンビーズたちと出会い、ゾンビーズのメンバー、パク・スンシンに鍛えてもらう話。これは、夏休みに、しかも30台くらいのサラリーマンの人にぜひ読んでもらいたいですね。ストーリーの大筋は、ほぼトレーニングなんですけど、精神面まで成長していく過程を見守りながら、がんばれ、と応援したくなるような感覚のまますぐに読めます。これは、テンポを出すために極力無駄な描写はなく、映像を見ているようにスムーズに読み進められます。通勤中に読むにはベストですね。
『SPEED』/金城一紀
≪感想≫
憧れの家庭教師、彩子さんの自殺から、物語は始まる。不可解さが残り、その事件に首を突っ込む主人公(私)は、謎の男連中に拉致られる。そこへゾンビーズのメンバーが。ゾンビーズシリーズ第3弾! スンシンは勿論、今回は、山下のキャラが人一倍光ってます。前二作では脇役だったアギーも、今回は大活躍します。展開は若干ベタですけども、そこはゾンビーズだから、青春だから、という理由で許せる。仲間モノはやっぱりいいですね。僕が一番好きなジャンルです。前作のリンクもあり、ファンを喜ばせるポイントもちゃんとおさえてます。しかも、続編を匂わせる終り方。このシリーズの虜になりそうです。というか、もうなってます(笑)。ゾンビーズに不可能の文字はない、という言葉一つでこのシリーズを語れるほどシンプルで、キャラが色濃くて、漫画のような小説です。