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ナオコーラのネーミングセンス

2008年07月14日 | 小説レビュー

意外と山崎ナオコーラが好きみたい。

ナオコーラさんは、昨年映画化された「人のセックスを笑うな」の著者。

僕の中で、好きな作家の一人となっている。

著作のネーミングセンスがやっぱデビュー作から光ってるというのが一番かも。

やっぱり、自分が読みたくなってる時点で、それは成功なんだと思う。

「浮世ランチ」とか「指先からソーダ」とか、いいもん。

前回の芥川賞候補作だった「カツラ美容室別室」も、好きではないけど、やっぱ「なんだ?」と思って読んでしまう。で、読んでしまった。

「カツラ美容室」までは凡人なんだけど、そこに「別室」を付けるあたりが、光っちゃってるよ。

最新作の「長い終わりが始まる」っていうのもやっぱいい。

すごく読んでみたい。

ぶっちゃけ、
彼女の作品内容に関しては、そこまで「これめちゃくちゃ面白い!」と感激したことはないんだけど、でもそのネーミングセンスのおかげで、最後まで読むし、文体は読みやすいから、読み続けてる。


そういう意味では、やっぱジャケ買い流れで、タイトルのセンスで買うのも一つなんだと思う。





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