たんぽぽ日和

吠えます。
噛みます。
そんな遠吠え日記。

意見の一致

2008年12月05日 22時54分48秒 | 奇想天外な家族のなかで
今我が家には、あまのじゃくな父と天然の母とパラサイトの娘で生活している。

そのあまのじゃくと天然とパラサイトはほとんど意見が一致しない。

3人が全く同じ意見で「そうだそう思う」ということはない。
「人に合わせる」という言葉は我々の中で通用しない。

3人の中で誰か一人が・・・もしくは3者3様に意見が分かれる。

その中でも、娘と父。娘と母という組み合わせはあるが父と母という組み合わせは皆無だ。

父は母を「おい。お前を産んだ人はどこだ?」と私に問い、
母は父を「あのニート」と呼ぶ。

というように大変愛し合っている夫婦だ。

そして、私たち3人はおじいちゃんを介さないと一緒にる機会がほとんどない。
おじいちゃんをどこかへ連れて行くとき、おじいちゃんのことで何かをするとき、特別なとき(お墓参りや誕生日など)以外はほとんど行動も共にしない。

3者3様に生きているそんな3人は「おじいちゃんが好き」ということは共通してるのでその同じ意識の時は、三本の矢のごとくものすごいパワーを発揮するが、あとはほとんど意見が一致しないのでま~好き勝手やってる。
「家族」というより「シェアメイト」という感じで完全にセッパンだし、生活リズムが一緒じゃないので個人的な動きが多い。



そんな、仲良しの家族が先日ひさしぶりに意見が一致して
「そうだ!そうだ!」と言いながら一緒に出かけた。


それが何かと言うと・・・

我々が住む市の駅で毎年行われてるクリスマスイルミネーションのひどさについてだ。

もう一度言うと、
親子3人が久々に、一緒に行動するその目的は

「クリスマスイルミネーションがどれだけひどいか見に行く」だ。


うちの市を代表するその駅で毎年ものすごい存在感で光り続けるそのイルミネーションは赤だの緑だの黄色だの青だのもうしっちゃかめっちゃかで統一性がなく、やっつけ仕事という感じだ。ぜひ、お近くにお越しの際はそのひどさを見て行っていただきたい。


その「ひどすぎるイルミネーション」について久々に意見が一致し白熱した我々3人組は

「なんでもやりゃ~イイってもんじゃないんだ!」
「我々市民をバカにしてる」
「みすぼらしい」
「あんなんならやらないほうがいい」
「市長いいかげんにしろ」
「地球温暖化をどう思ってるんだ」
「センスがない」
・・・・・・・

などなど・・・出てくるでてくる・・・




父「今年はどうだ?どんなひどさだ?」
母「あれはひどいわよね~はじよ恥!」

と半分そのひどさを楽しむためにワクワクしているようだ。

基本的に底意地の悪さはココにあったと自覚した。


久々3人一緒の車内。
その後も過去のイルミネーションのどこがひどかったかをそれぞれ言い合い

「そうだ!そうだ!」と連呼。

そして、ワクワクしてじゃない・・ヒヤヒヤしながら駅に向かうと

まだ点灯式だかがやってなくて静かな駅前。

がっかりの3人

言ってしまうけど

完全にがっかりの3人


父「あ~あ。つまんない」
母「無駄足」
娘「やっぱ自粛??」

その帰り道、行きはあんなに意気揚々と盛り上がってた3人が

し~~~~~~ん。。。と



なんだ、結局嫌だ嫌だと言いながら
ただ文句言いたいだけじゃん。

さあて、底意地が悪い、あまのじゃくと天然とパラサイト。
ドナドナゆられて今後どこへいくのか。












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« だから私は夢を見る | トップ | イマジン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

奇想天外な家族のなかで」カテゴリの最新記事