朝、いきなり家電(イエデン)がかかってきました。
う〜ん、買取屋かなぁ、それともサギ電話かなぁ。
恐る恐るTELを取って『はい』とだけ言いました。
一瞬の間があります。
『こちら○○医大です』
『う、、、、、』
愚母に異変か?
『弟さんに電話をしたのですが、出なかったのでお兄さんにお電話しました』
『な、な、何かありましたか』
心臓がバクります。
『実は、回復傾向にあるので一般病棟に移っていただきます』
『え!(絶句)』
コロナじゃなかっただけでなく、回復傾向ですって!
何という子不幸な親でしょう。
『まだ晴明ではありませんが、会話は成立するようになりました』
だそうです。
『よかった〜』なんて口が裂けても言いません。
『つきましては、リネンをレンタルにするかお持ちいただくか、ご確認させていただきたく、お電話しました』
『あ、それなら私の一存でレンタルでお願いします(キッパリ)』
『お部屋は相部屋トイレ無しの六人部屋になります』
『もちろんお願いします(再度キッパリ)。で、もし母が個室に移りたいと言ってもとりあわないでください(三度キッパリ)。本人は大金(1.7億)をまだ使い切っていないつもりでいるので。あ、弟が個室でと言っても取り合わないで満室だと断ってください(お願い)』
なにせ特別室は1泊13万、ひと月入ったら390万円になります。
まぁ4万の部屋もあるけれど、それだってひと月120万、誰が出すの?
無料だと聞いてなによりです。
で、愚弟にTELです。
案の定『相部屋のトイレ無し六人部屋』と話したら、『それはかわいそうだなぁ』と言います。
ヤツが払うならいいけれど、その気もないのに言わないでほしい。
なにせ、プライドだけは富士山より高い似たもの親子、放置したら何をしでかすか見当がつきません。
隣のスーパーへちょっと携帯を置いて出かけた隙の医大病院からのTEL。
親父の遺影に供えた水羊羹が、効いた?