新型インフルエンザで、基礎疾患のない7ヶ月乳児死亡

本日、NHKクローズアップ現代で、新型インフルエンザが取り上げられた。これから厳冬期に入る我が国では、新型インフルエンザに対する一層の対策が必要な折り、民放ではバカな番組が垂れ流しにされていて、腹が立つ。だが今日のクローズアップ現代の内容は、決して私の満足のいくものではなかった。
新型インフルエンザが肺で増殖するウイルスであることを強調したのはいいが、感染しても大概の人が軽症で終わるという、コメンテーターの発言に、私は唖然とした。
なんの根拠をもって『感染しても大概の人が軽症ですむ』という発言がなされたのか、大いなる疑問を抱いた。
それでは、基礎疾患がないにも拘わらず、死んでいった患者の意見が反映されてない。
季節性インフルエンザと死亡率を比較してそのような発言がなされたのだろうが、若年層では基礎疾患が確定していない者が多数存在する。
基礎疾患を意識しないままで、新型インフルエンザに感染し、肺で増殖して死んでいくケースも考えられる。
新型インフルエンザに感染しても軽く済むなどと軽々しく発言は、厳に慎むべきだ。
天下の公器であるNHKがそのような国民の心を惑わす報道をするのはもっての他だ。
だが、不要不急な外出を控えようという発言はよかった。
次はそこを取り上げて、年末年始の馬鹿馬鹿しい大移動を戒める報道を望んで止まない。