1918年3月から3波に渡り、世界中で最大1億人の死者を出したスペイン風邪の真の原因は、当時出回り始めたアスピリンによる免疫応答の異常と考えられています。
アスピリンは紀元前400年から、古代ギリシアで痛みを抑えるために使われていた、とても古い薬です。
疝痛や痛風に使われていました。
日本でも歯の痛み止めとして柳の木から作った楊枝を使っていました。
アスピリンはその後合成され、非ステロイド性消炎鎮痛剤として出回っているので、各家庭の救急箱に1箱はあるはずです。
今回、コロナウイルスによる爆発的な死者がアメリカで発生した理由のひとつに、発熱時のアスピリンの乱用があると疑っています。
世界で1000億錠販売されているアスピリンの30%を消費しているアメリカ人に、免疫の応答異常が起きても不思議ではありません。
特に3、40代でコロナウイルスによって重篤化する例では、NSAIDs系鎮痛解熱剤の安易な大量服用が考えられます。
浜先生が新型インフルエンザ発生時に発表したレポートからもわかります。
第一次世界大戦時に軍隊内でスペイン風邪が発生し、当時出回り始めたアスピリンが多用されると膨大な死者が発生したので終戦が早まったといわれています。
当時の市中データとして、アスピリン非投与の死亡率は4%であったのに対し、投与群では30%だったそうです。
アスピリンは鎮痛解熱以外の目的では、最近では脳梗塞や心筋梗塞の抗血小板薬としても利用されているので、高齢者の重篤化の原因になっている理由のひとつかもしれません。
ひとつ解せないのは、フランスの保健相がNSAIDsの服用を新型コロナウイルスに推奨しないとするコメントを、WHOが一時は認める発言をしておきながら、4日後に取り消したことです。
保健相がアセトアミノフェンを推奨していたので、テドロスにNSAIDs命のメーカーから、莫大な裏金の献金があったのかもしれません。
トランプがWHOへの資金拠出を切った本当の理由はそこにあるのでしょう。