梅雨も明けてしまい、
夜の気温がうんと上がる。
これからしばらくは熱帯夜と付き合わねばならない。
ボチボチあれのシーズンだとスーパーで値段を見るとびっくりする。
あれとはもちろんのことウナギである。
ウナギの旬は晩秋の頃、
土用の丑の日は今でいうキャッチコピー、
本来の旬とは外れている。
スーパーでウナギの値段を見ると目が飛び出してしまう。
身の細いものが1000円近くで売られていて、
大ぶりで身の厚いものは優に2000円を超えている。
もうすでに高級食材の部類である。
いつだったか忘れたが、
回転寿司やでうな丼を食べた。
いかにも育ってない小ぶりのウナギである。
冷凍されたものが解凍されて出てくるのは仕方がない。
ただ身が育ってないので尾っぽ側3㎝ぐらいは
干物のような状態だった。
それを最後にうな丼は外では食べていない。
冷凍ものを買ってきて自宅で食べたのが最後かなと思う。
安かったころはガツガツ食べた時期もあった。
国産の養殖が需要に追い付かない。
中国や台湾から養殖物が輸入された。
ある意味バブルだったかもしれないが、
いまや中国産のものでも高い値段が付く。
あるころからシラスウナギが捕れなくなる。
温暖化が原因だとか、護岸工事が原因だとか、
乱獲が原因だとか言われた。
どれも正解でありながら的を得ていない答えばかりだった。
温暖化で海流が変わったことで、
シラスウナギが日本にたどり着かず死滅海遊している。
過去の護岸工事や乱獲が原因で産卵に下る個体数も
おそらくは減っているのだと思う。
貴重なウナギである。
小ぶりのものは商品化せずにきっちりと大きく育てて欲しい。
それと完全養殖技術の確立を完成させてほしい。
1匹〇億円のウナギじゃ総理大臣でも食べれないしね。
これから厳しくなるよね。
ウナギの代わりにナマズといった話もあったが、
餌によってウナギの味のナマズが出来るとも言われたが
身近なものにはまだなっていない。
カニカマぐらいの感覚で食べれるフェイクウナギが
これから一般化するのかな。
これも昔から騒がれているにもかかわらず
決定打は出ていない。
この先良いものがでてくればいいのにね。