神崎川(もちろん淀川でも)の河原は、ようやく秋の野草で賑やかになってきました。
2ヵ月ぶりに名前が解った「ゴキヅル」を先行してUPしましたが、2回目は「ひっつきむし」と呼ばれるもの3種です。
(以下の画像は全てマウスオン+ワンクリックの3枚組です)
↑コセンダングサ(小栴檀草) キク科 学名:Bidens pilosa L.
(1)舌状花は退化して筒状花だけの花
ツンツンと突き出ているのは雄しべ?雌しべ? ケーキの上のローソクみたい。
(2)コセンダングサの種子
これは去年の11月2日淀川の河原で撮ったものです。
今回、種子を見つけられなかったのでリリーフ登場させました。
(3)葉の形がわかる全体の姿
草の背丈は30~40センチほど。
木の栴檀の葉と似ているところから栴檀草と名付けられたということです。
※舌状花(ぜつじょうか)
舌のように細長い形をしたはなびらを持った花のこと。
※筒状花(とうじょうか)
はなびらが根元で融合し筒状になった部分を持つ花のこと。
(※印はこちらの草花用語出典のサイトからの流用です↓)
http://www.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/glossary/index.html#fukuyou
↑アメリカセンダングサ(アメリカ栴檀草) キク科 学名:Bidens frondosa
(1)筒状花だけの花の基部から総苞が花びらのように広がっている
中には小さな舌状花も付ける花もあるらしい。
コセンダングサとの大きな違いは花の基部に広がる総苞を持つこと。
(2)アメリカセンダングサの種子
この種子は正真正銘今年のもの。トゲはコセンダングサより横幅がありますね。
(3)葉の形がわかる全体の姿
葉はコセンダングサより若干細く、紫色に色づいているのも多かった。
背丈は1m弱ぐらいに伸びているのもあったが、これは40~50センチほど。
アメリカセンダングサとしましたが、「タウコギ(田五加木)」とよく似ているので悩みました。
タウコギ?そんなの有り?状態。タウコギの存在すら知らなかった。
外来種王国の神崎川ということで「アメリカセンダングサ」としましたが、「タウコギ」の可能性も有りです。違いがよく解りませんでした。
※総苞(そうほう)
タンポポなどキクのなかまの頭状花の基部にあり全体を包むような構造物のこと。
(※印は上のリンクサイトからの流用です)
↑オオオナモミ(大雄なもみ) キク科 学名:Xanthium canadense
(1)葉の形がわかる全体の姿
(2)少し近づいて
(3)2枚目の画像をトリミングした種子
一本一本のトゲの先端が、かぎ針のように曲がっているのがわかりますか。
引っ付くと取れにくいワケです。
種子は茶色になっても自ら地面に落ちることなく、
動物によって運ばれることを期待してるんですって。
イタズラ盛りの子供はいいカモだ~。
最初「大」の付かない「オナモミ」だと思いました。
しかし、農耕文化と共に入ってきたといわれる古来のオナモミの姿はほとんど見られなくなったとか。昭和初期に帰化したと言われるこのオオオナモミに取って代わられたようです。
私の子供の頃「ひっつきむし」と呼んでいたものは、古来のオナモミではなく、オオオナモミであった可能性が高いですね。
ちなみに「オナモミ(雄なもみ)」に対し「メナモミ(雌ナモミ)」もあることを知りました。
メナモミは全くオナモミに似ていません。メナモミの画像はこちら↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/menamomi.html
メナモミはむしろセンダングサに似ていますよね。
次回は、華やかな(だと思う)神崎川の秋色の花の紹介です。
2ヵ月ぶりに名前が解った「ゴキヅル」を先行してUPしましたが、2回目は「ひっつきむし」と呼ばれるもの3種です。
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ツンツンと突き出ているのは雄しべ?雌しべ? ケーキの上のローソクみたい。
(2)コセンダングサの種子
これは去年の11月2日淀川の河原で撮ったものです。
今回、種子を見つけられなかったのでリリーフ登場させました。
(3)葉の形がわかる全体の姿
草の背丈は30~40センチほど。
木の栴檀の葉と似ているところから栴檀草と名付けられたということです。
※舌状花(ぜつじょうか)
舌のように細長い形をしたはなびらを持った花のこと。
※筒状花(とうじょうか)
はなびらが根元で融合し筒状になった部分を持つ花のこと。
(※印はこちらの草花用語出典のサイトからの流用です↓)
http://www.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/glossary/index.html#fukuyou
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中には小さな舌状花も付ける花もあるらしい。
コセンダングサとの大きな違いは花の基部に広がる総苞を持つこと。
(2)アメリカセンダングサの種子
この種子は正真正銘今年のもの。トゲはコセンダングサより横幅がありますね。
(3)葉の形がわかる全体の姿
葉はコセンダングサより若干細く、紫色に色づいているのも多かった。
背丈は1m弱ぐらいに伸びているのもあったが、これは40~50センチほど。
アメリカセンダングサとしましたが、「タウコギ(田五加木)」とよく似ているので悩みました。
タウコギ?そんなの有り?状態。タウコギの存在すら知らなかった。
外来種王国の神崎川ということで「アメリカセンダングサ」としましたが、「タウコギ」の可能性も有りです。違いがよく解りませんでした。
※総苞(そうほう)
タンポポなどキクのなかまの頭状花の基部にあり全体を包むような構造物のこと。
(※印は上のリンクサイトからの流用です)
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(2)少し近づいて
(3)2枚目の画像をトリミングした種子
一本一本のトゲの先端が、かぎ針のように曲がっているのがわかりますか。
引っ付くと取れにくいワケです。
種子は茶色になっても自ら地面に落ちることなく、
動物によって運ばれることを期待してるんですって。
イタズラ盛りの子供はいいカモだ~。
最初「大」の付かない「オナモミ」だと思いました。
しかし、農耕文化と共に入ってきたといわれる古来のオナモミの姿はほとんど見られなくなったとか。昭和初期に帰化したと言われるこのオオオナモミに取って代わられたようです。
私の子供の頃「ひっつきむし」と呼んでいたものは、古来のオナモミではなく、オオオナモミであった可能性が高いですね。
ちなみに「オナモミ(雄なもみ)」に対し「メナモミ(雌ナモミ)」もあることを知りました。
メナモミは全くオナモミに似ていません。メナモミの画像はこちら↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/menamomi.html
メナモミはむしろセンダングサに似ていますよね。
次回は、華やかな(だと思う)神崎川の秋色の花の紹介です。
子供の頃はこのひっつきむしでよく遊びましたね~
毛糸につくと大変
特にオオオナモミは学校の帰り道で洋服めがけてくっつけあったものでした。
アメリカセンダングサはこの辺りでもよく見られ、これも先端は鈎針のようになっていて、つるつるの生地にでもくっつくのですね~
これが全部万札ならいくらでもくっつけたいのだけれど。
コセンダングザもよく見られますね。
種の写真が綺麗
あまもりさんの写真がいつも鮮明で解説がまたまた分かり易く、その時は分かった木がしていますが、暫くすると右から左へと抜けていってしまうのが情けないですね。
あまもり博士の説明を一覧表にしてとっておかないと。。。
あまもりさんのお庭は神崎川から淀川べりととても広いのでいろいろな植物があるでしょうね~
これからは種・実や紅葉がまた楽しみですね。
今日はくっつきむしのべん今日をさせていただいてよ~く脳みそにくっつけておきました。
これの名がオオオナモミ。って言うのですか。
大きくアップされた写真見て
「え?これがひっつくの?」と思いましたが
なるほど、トゲの先端が、かぎ針のように曲がって
いるのがよくわかります。良く写されました。えらい!
だからくっつくんですね。
こんなによく見たのは初めてです。へぇ~~そうなんだぁ。
あまもりさん。今回もなかなか面白いでしたよ。
いや、この私もいいカモでした(^^ゞ
よく投げ合いをして遊びました。
万札にもかぎ針は付いていたらなぁ。
あれは寂しがり屋さんで、仲間の多い所へ行こうとする、困ったもんだ(-_-;
忘れん坊は私も同じですよん。
自分が撮った野草さえも忘れることがあります(情けない)。
脳みそにこのイガイガがひっついたら他のが覚えられなくなるかも。
そこそこに取ってください(笑)
マクロで撮っておけばと、これまた後悔です(^_^;)
オオオナモミはすぐに取り外せますが、困るのがセンダングサの種。
うっかりこの茂みに入るものなら、ズボンにいっぱい付いて取るのが実に面倒ですよね。植物の子孫を増やす戦略とは言え、難儀します。
いつも喜んでいただいておおきにぃ。
こちらは日中は夏日になり汗をかいて歩いていましたが、晩になったら寒くなりました。油断していたら鼻風邪を引いてしまい、一層魅力的な声になりました。
今回も小さな花を鮮明に、綺麗に、撮られましたね。ヒッツキムシにこんな沢山の種類があることを初めて知りました。日頃邪険にされているこれ等の花たちもあまもりさんの撮影技術にかかると愛したくなる植物になるから不思議です。
そうですね、彼らも悪気があって人や動物に引っ付くのではないですから。自分が動けないので止むを得ず動けるものに依頼するわけですね。これも子孫繁盛の為の遺伝子の操作に依ってのことですから、我々人間も優しく接しましょう(論理的によく分からない説明ですみません)。
この調子で神埼川の植物、動物、風景をお願いします。
ありますが、まだひっつき虫にまではなっていないみたいです。
気付いていないところでしっかりくっついて運ばれようと待ってる
かしら?気をつけなくっちゃ!
Gパンにはあんまりくっつかないでくれるけど、クックの毛には
思い切りくっつくので目を光らせて近づかせないようにしている
のですが、それでもときどき引っ付かれます。センダングサさん
たちは奥まで入り込むので厄介ですね。イノコヅチたちも。
オオオナモミはうちの近辺では滅多に見かけないんですよ。
タウコギというの、初めて知りました。アメリカセンダングサの
お仲間なんですね。リンク先と改めて検索したのと、あれこれ
見てきましたが、よく似てますね~ 総苞の先端の形と種の形が
ちょっと違うくらい?私の目には、あまもりさんのお写真は、
アメリカセンダングサで合っているように見えました(^^)
オオオナモミは比較的取りやすいが、コセンダングサとなると非常に厄介です。
この冬撮影を狙っているミコアイサを撮るには、どうしてもあの種と格闘しなければなりません。
私も茶色くなった実(タネ?)を投げて良く遊んだもんですよ
センダングサは草むらに入って遊んでいたら体中にひっついておふくろによく怒られました。
これはセ-タ-なんかにくっ付くとなかなか取れないんですよね。
都会の川原や原っぱでは良く見かける植物ですが私が良く行く山の方ではまだあまりお目にかかりません。
どうも外来種が多いようですから私の目には触れないほうが世の為のようです。
この過ごしやすい日はあっという間に過ぎて間もなく長~い寒さの日々がやってきます。
おっ、六無斎さんは今ハスキーな声なんですね。
って、他人事ですんません。
季節の変わり目は体調を崩しやすいです。気をつけてくださいませ。
この他にもひっつきむしと呼ばれる植物はあるのですが、この3つが神崎川、淀川の代表でしょうか。
ひっつきむしは、野草に興味が無い人もその存在に親しみ(?)がありますよね。
このひっつきむし達に優しく接していると、着ている物に引っ付きまわって、家中とんでもないことになりそう(^_^;)
私は端で見るだけで、ひっつきむし達の中に入り込みたくないです(^^ゞ
犬の散歩をしている人たちはこれからの季節、たいへんそうです。
こちらでもコセンダングサは、まだ花が咲いたばかりのようで、種子になるのはまだ先みたい。
でもアメリカセンダングサは、花も枯れ始めているのが多くあのトゲトゲの種子がいっぱい手を広げて、さぁ近くまで来てや、なんて言ってるようでした(^_^;
クックちゃんの長い毛にこのセンダングサのトゲが付くとほんま難儀でしょ。
オオオナモミより小さく数も多いので絶対避けたい。
イノコヅチは、まだ見かけないような、でも見逃しただけかも。
こちらの河原でもセンダングサ系が多いです。
オオオナモミは何だか年々少なくなってきてるような気がする。
小さなセンダングサ系のトゲのほうが人や動物にくっつきやすいから?
ポージィさんもタウコギは知らなかった・・・。
それだけタウコギそのものが少なくなってきたのかなぁという気がしてきました。
名前の元になったというウコギという木も知らないし(私は)。
ポージィさんもこれはアメリカセンダングサのほうに見えました?
良かった~、ホッとしました(^O^)