トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

皇室の御結婚について

2020-11-27 14:26:39 | 日記

眞子様が結婚に関するお気持ち表明をされた。非常に力強い言葉という印象で、小室さんとの結婚に向けての決意を改めて国民に知らしめたと思う。これほどまで強いお気持ちをお持ちなのであれば、早期にご結婚されることを応援したい。しかし、国民の中では相変わらずご結婚に否定的な方々もいるみたいだ。ヤフコメには否定的なもののオンパレード。皇族とはいえ他人に過ぎない内親王の結婚に何故ここまで声高に反対するのかよくわからない。そして、多くの人が言う言葉が“税金”である。税金で生活しているのに、税金から一時金が出るのはけしからん等‥。まるで皇族の結婚相手は税金を払っている国民が納得する人でないと許さない、という勢いである。こういう事って大して税金払っていない人が言うんだよな。。。

 

皇室の経費は全て税金で負担されているのは事実であり、それは法律で決められている。英国などでは王室自体が巨額な財産を持っているケースがあるが、日本の皇室には財産はない(戦後に国に没収された)。従い、皇室を維持するには税金を使わざるを得ない。どうしてもそこが気に入らないなら、例えば皇居とか京都御所、御用邸などを天皇家の財産にしてしまい、それを運用する手もある。英国の女王陛下は夏の宮殿を一般開放して拝観料を稼ぐので同じことを天皇陛下にしてもらいますか。また、公務ごとに手当を貰うのも一案。正月の一般参賀でも一人当たり1000円程度徴収する。でも大多数の国民は反対して今のまま税金での対応を選ぶでしょうね。

 

ヤフコメを見ると、眞子様に対して小室氏と結婚するなら一時金を辞退せよという意見も多い。でも、まともに働いたこともない世間知らずのお嬢さんは自分で稼ぐ手段などないのだから、元皇族としての品位保持のために1億円程度を税金から払うことは全く違和感ないけど。だって内親王なんだから。もっと言えば、もし結婚生活がうまくいかなかったら、別れてまた秋篠宮家に帰ってくればいい。国民は何時でも彼女の味方であるべきだ。なぜなら彼女は貴重な血である皇族なんだから。

 

国民にとって天皇とは何か。126代続く血の連鎖であり、第2次世界大戦後においても責任を追及されずに廃止されなかった国民の象徴である。従い、今後もよほどのことがない限り、続いていくシステムである。幸いにも上皇陛下も今上陛下も温厚なお人柄で国民の人気も高い。でも、今後も同じように出来た方が皇位に付くとは断定できず、かなり個性的な方が出てくる可能性はある(タイの現国王など典型か)。かといって養子などで他の血を持ってくるとか継承順位を変えるというわけにはいかない。歴史上あったような皇位継承に係る争いを避けるためにも、血の連鎖と王位継承順位には全面的に従わなければならないのだ。従い、皇位に対して国民は無条件に受け入れる包容力が求められる。そういう状況下で、一内親王の結婚についてあれこれ言うのはどうかと思う。皇族は好奇の目で見られるのは仕方ないが、最後は全てを受け入れる大きな気持ちを国民が持つことが大切だと思う。