トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

巨額損失

2021-03-31 18:56:00 | 日記

今週月曜日の朝に突然野村証券が巨額損失(20億ドル)の可能性をプレスリリースした。

 

あまりにも突然の発表で株価はパニック売りとなり15%以上の下落。権利落ち日前日の出来事で株主にとっては悪夢だ。

 

31日現在で詳細説明なく、何が起こったのか会社は全く説明していない。異常な事態と言える。


報道により少しづつ内容が明らかになりつつある。要するに性悪な顧客に引っ掛かり逃げ遅れたわけだ。ちなみに同じく逃げ遅れたのがクレディ・スイスに三菱UFJ証券。

 

損失の原因は顧客の注文に沿ってレバレッジを賭けた株式投資をしていたが、投資先が下落したので追証が発生。しかし顧客は追証を入れないので、早い判断をしたゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは取引清算して撤退して損失回避。


一方で判断が遅れた野村などはさらに下落した株式の取引清算に追い込まれ、顧客の証拠金を大きく超える損失を出した、という構図のようだ。

 

大切な顧客であり、どうせもう少し待ってくれとか言われていたのだろうが、逃げ遅れたのは致命的。


しかし、突然2000億円規模の損失を出すような会社に投資してはいけないよな。それに3日経つのに会社から詳細説明無いなんて株主を舐めているのか、まだ全容が不明なのか。


いずれにせよこんな会社の株を買ってはいけないと痛感している。


スエズでの座礁船

2021-03-29 18:04:51 | 日記
スエズ運河で座礁していたコンテナー船が一部離礁したとのニュースがあった。

一週間も運河を塞いでいたが漸く解決に向かうようで何よりである。

この影響で400隻近い船が運河周辺で待機を求められていたとのことだが、今後は待機による金銭的損失に対する補償の話になっていくだろう。

座礁と言えば昨年モーリシャス近海で座礁した船から油が流れ出てサンゴ礁に大きな影響を与えたニュースが記憶に新しいが、この船主は日本企業であった。今回スエズで座礁した船の船主も日本企業とのことで、そんなに日本の船主が多いのか、と少し感心した。

感心できないのはモーリシャス座礁の原因が船員がWIFIを拾う為にモーリシャスに近づきすぎたというヒューマンエラーであったことで、非常にお粗末な話であった。

今回の座礁の原因はまだはっきりしていないが、写真で見るとあんな形で座礁するなんて、いったい何が原因だったのか、興味がわく。今後のニュースに注目したい。

Lineはどうなる?

2021-03-24 14:38:31 | 日記
Lineでトラブルが起こっている。

最初に報道されたのが、個人情報が上海の子会社社員が閲覧出来るように設定されているということ。

開発やメンテをこの子会社でやっていたのだろうが中国というのがまずい。この国には政府が要請したら会社は顧客の情報を提供しなければならないという悪名高い法律がある。つまり、個人情報が政府に筒抜けになりかねないのだ。こんな国にデータを保存するのは脇が甘いと言わざるを得ない。

次に報道されたのが、Lineの個人データ(会話など)が韓国のサーバーに保管されていたということ。これはどこが問題なのかよくわからない。韓国には中国のような悪法はないし、別にデータが外部に漏れたわけではない。

Lineというのは韓国大手IT企業であるNaverの子会社であったことは広く知られた事実である。元々韓国の会社なんだから、サーバーを韓国に持っていて、そこにデータを保存することは何もおかしくはない。それなのに非難されるのは、やはり日本では韓国嫌いの人達が増えているからだろうか。それともLineの親会社は韓国籍であることを知らなかったのか。

いずれにせよこれらの問題でLineの社長が謝罪に追い込まれた。

ところでLineは3月1日にYahooなどを運営しているZホールディングスと経営統合している。そしてその親会社であるAホールディングスはソフトバンク50%、Naver50%のジョイントベンチャーである。

50/50の合弁会社は形態として最悪である。仲良くやっているときにはいいが、利害が対立するとどちらも主導権を取れないため、中途半端な状態に陥ってしまう。従い、どちらかがマジョリティをとるのが望ましいのだが、多分交渉の都合上でお互いが譲らずに、取り合えず半々で、となったのであろう。

そこに今回の騒ぎである。
Lineを経営してきたNaverはこの不祥事で弱みを見せたことになる。海千山千の孫正義氏がこのチャンスを黙ってみているとは思えず、いずれNaverを押し切って、Aホールディングスのマジョリティを取るのではないだろうか。

そうすると3月1日の経営統合後すぐに個人情報関係の不祥事が報道されたことのタイミングの良さに納得がいく。要するに仕組まれた罠だったのではないか。

Zホールディングスの株価は今回の不祥事のためか、低調に推移している。しかし、親会社の50/50という不自然な出資比率が解消されて、ソフトバンク(つまりは孫正義氏)が経営の主導権を取れば経営に一貫性が出て、業績が上向いて株価は上がるのではないだろうか。中長期で見れば今回の不祥事は買いのイベントだと思う。

ヘイトクライム

2021-03-23 18:57:00 | 日記

米国において、アジア系住民への暴力(ヘイトクライム)が多発している。遂には襲撃されて死者まで出ている。


元々米国は人種差別が多いところではあるが、最近こうした犯罪が増えている背景にはコロナ禍がある。

 

コロナは昨年まずは中国で発生した。しかし、共産党政権はそれを隠蔽。そうこうしているうちに春節の休みに突入して世界中に中国人が出かけて行ってウイルスをばら撒いてしまった。

 

その後世界中でパンデミックになったが、中国はいち早く対策に成功して、今やコロナ禍の影響が少ない国の一つに挙げられている。

 

多くの人がコロナ禍で迷惑を被っている欧米としては、もとはと言えばお前らの責任だろう、というのは心理的にはわかる。中国憎し⇒アジア憎しとなるのも、アジア人の見分け方など知らない人たちばかりなのだから、仕方がないのかもしれない。

 

だからと言って外国で暮らしているアジア人が暴力の対象となる理由にはならない。


バイデンさん、一つ宜しくお願いしますよ。



またもや文春か。

2021-03-18 14:23:56 | 日記
文春オンラインで、東京五輪の開閉会式責任者である佐々木氏が開会式で女性タレントの容姿を侮辱するような演出を提案していたことを報じられた。

https://bunshun.jp/articles/-/44102

報道では、これは昨年3月の話でしかも仲間内のブレストみたいな会話(Line)での話らしく、なぜ今問題になるのか?という疑問がまず出てくる。何か政治的なことでもあるのでしょうかね。

しかし、「オリンピッグ」って女性蔑視以前の話として、面白いですかぁ?
日本のTVCMでの企画ならまだしも、全世界に報道されるオリンピック開会式の企画として、たとえブレストでの発言でもその人のセンスを疑ってしまう。

もともとはこの方はTVCM(コーヒーの宇宙人、携帯電話の白い犬)で評価された方らしいですが、それと同じノリでの発想なんでしょうか。やっぱりミスキャストだったんでしょうね。

この人を推薦したのは誰か知りませんが、その人の責任も追及すべきと思いますが。