マクロ・行政書士・エコノミクス

行政書士試験に挑戦し、令和6年度試験に合格致しました。今後は行政書士開業に向けての取り組みを中心に書いていきます。

令和6年度 行政書士試験 振り返り 記述 その2

2025年02月16日 | 令和6年度行政書士試験


今日は暖かく、すっかり春の陽気でしたね。
ただ、大雪に見舞われている地域では、この暖かさで融雪が進み落雪の被害も。
明日以降再び寒くなるようなので、降雪には注意が必要です。

さて、昨日に続き令和6年度行政書士試験の記述について書いていきます。
行政法の記述は、過去問を見ると以下のような問いかけが多かったように思います。

①誰を被告として、②いかなる種類の訴訟を提起すべきか。

特に①は鉄板で、基本、当該処分をした行政庁が所属する国又は公共団体 ということになります。
令和6年度のような意表を突いた作問ですと一瞬思考が止まってしまい、「総務省か?」と考えてしまいますね。
試験委員のトラップをかいくぐり、ここは呪文のように国又は公共団体 を頭に叩き込んでおく必要があります。

問題45は、事例を読んで顧客(作問者)が困っていることを”民法”を使ってどのように解決するのか?
というものでした。試験中「中小企業診断士の2次試験みたいだな。」と思っていました。おっと、いつも通りの脱線です 笑

適切な物権や債権などを当てはめていく必要がありますが、自分の中にそれぞれの知識が正確に入っていないと、とても引き出せるものではありません。後で見てみると、私は試験六法の”先取特権”にしっかりチェックしていました。でも、試験中はまったく思い出せませんでした。意識しないと記憶には残りません。この試験は自然記憶だけでは太刀打ちできないので、制度趣旨やら意義を正確に押さえて記憶する必要があります。

これは、やはりインプットの段階でそこまで探索範囲を広げて覚えていく必要があります。
正直なところ、自身でそこまで丁寧にやっていたか?と問われると、”まだら模様”だったと言わざるを得ません。こうなると、試験との相性で合否が左右されることとなってしまいます。

試験後になりますが、下記の本を購入しました。

リーガルベイシス 民法入門【第5版】道垣内 弘人 著 日本経済新聞出版

民法全体から個々の条文・判例が「どういう趣旨で」「なぜそうなっているのか。」が分かりやすく書かれています。
ただ、試験勉強の際には参考書として読み込むのは危険です。(時間がとられてしまうから。)辞書的に使うのが良いと思います。

令和6年度の記述を振り返ると...

① 行政法は、基礎的な知識(今回では”国を被告として”)を正確に記憶する。
② 民法では制度趣旨・意義までを理解したインプットが必要。
③ 上記①に併せ、民法典のマップで総則、物権、債権 の位置を把握しつつ、個別(制度)の理解に努める。

というところが自身の気づきであり反省点でした。
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