
(阿弥洞みだほら)
阿弥洞は、阿弥陀如来が座禅を組んで
いる姿に見えるそうですが、如何ですか
。
山形
仙台に一泊して、3日目は山形へ向か
いました。
仙山線に乗り、約1時間で山寺駅に着き
ました。
立石寺は天台宗の寺院で、通称山寺。
創建は860年(貞観2年)、円仁(慈
覚大師)が開山したと伝えられますが、
諸説あり、恐らく天台座主の高位にあっ
た円仁の意を受けて、9世紀半ば頃から
寺観が整えられたようです。

(根本中堂)
根本中堂は立石寺の本堂であり、中心道
場です。1356年、初代山形城主・斯
波兼頼が再建しました。
堂内には、慈覚大師作と伝わる木造薬師
如来坐像が安置されています。
伝教大師が比叡山に灯した灯を立石寺に
分けたものを、織田信長の比叡山焼き討
ち(1571年)後の再建には逆に立石
寺から分けたという、不滅の法灯です。

(山門・登山口)
鎌倉時代の建立といわれる山門は、開山
堂などへの登山口で、奥之院までの石段
は800段を超えます。

(納経堂と開山堂)
左、岩の上の赤い小さな堂は、写経を納
める納経堂で、山内で最も古い建物です
。
開山堂は慈覚大師のお堂で、大師の木造
の尊像が安置されています。

(五大堂)
開山堂の頭上の建物は五大堂といい、五
大明王を祀って天下泰平を祈る道場で、
山寺随一の展望台となっています。

(展望台からの眺め)
登りはゆっくり歩いて1時間程度。石段
は歩きやすく、よく整備され、小さい子
も登っていました。
展望台からの眺めは爽快で、疲れを吹き
飛ばしてくれます。

(奥之院と大仏殿)
右側のお堂が奥之院で、慈覚大師が中国
修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来
を本尊としています。
左側の大仏殿には、像高5メートルの阿
弥陀如来像が安置されています。
奥之院まで千十余段の石段を一段一段登
ることによって、煩悩が消滅され、幸福
になれるといわれています。
(続く)
写真をみながら、
なつかしく、展望台の長めの壮大さを
思い出します。
添えられた説明に、
あらためて山寺の歴史的な魅力を
想います。
夏はお休みでしたが、
落ち着いた色調の、静謐さが
魅力の
9月のブログスタートを
楽しみにしています。
やまで