朝ドラはいつもブレイク前の子役や若手女優の宝庫である。主役の俳優をチェックするのも楽しいのだが、こう言った新たな役者の発掘も実に楽しい。そして今回の朝ドラ『虎に翼』では、新潟編にてあの美佐江役で怪演を見せた“片岡凛”を取り上げたばかりだが、今回は、東京編で寅子の再婚相手ある星航一(演: 岡田将生)の娘を取り上げてみたい。
娘は星のどかというが、演じているのが尾碕真花(おさき いちか)という女優だ。この女優がなかなか可愛いし、朝ドラでは、父や家庭環境に複雑な思いを抱いている娘役を見事に演じている。
実は尾碕真花という女優を今まで全く知らなかったので、今回少し調べてみた。尾碕真花は2000年生まれの23歳。2012年に第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞したことをきっかけに芸能界入り。その後同コンテストのファイナリストで結成されたアイドルグループX21でアイドルデビューしたが、2018年に解散し、その後はドラマなどで活躍しているらしい。戦隊ものや、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演していたというが、不覚にも完全に見逃してしまっていた。
今回の朝ドラで初めて彼女を認識したのだが、今のショートヘアがなかなか可愛い。でも以前は髪も長かったようで、インスタなどで色々なキュートなロングヘア写真もたくさん確認出来る。どれも素敵で、ロングヘアだとまた少し雰囲気が変わる。
彼女の顔立ちを良く見ると、どことなく本田翼と奈緒を足して2で割ったような雰囲気があり、今はショートヘアだからかもしれないが、ちょっと往年の原田知世的な感じもある。決して特別にインパクトのある顔ではない。むしろどこにでもいそうでちょっとホッとする感じすらある。それでも、朝ドラで毎朝見ていると、段々と病みつきになっていくから不思議である。
まだ完全にピンで主役級の作品は無いと思うが、この朝ドラを機に、尾碕真花はこれからどんどん映画やドラマでブレイクしていくかもしれず、また期待の若手を新たに発見した思いである。片岡凛と共に、これから注目して行きたい。