いよいよ2023年の夏ドラマクールが始まった。昨年の冬クールに比べ、春クールのドラマはイマイチだったので、夏ドラマに期待が集まる中幾つか観始めた。まず最初に気に入ってしまったドラマ、『こっち向いてよ向井くん』を紹介したい。
このドラマは、朝ドラ『舞い上がれ!』でも好演し、春クールでも『ペンディングトレイン』と『風間公親 教場0』にも出演し話題となっていた今注目のイケメン、赤楚衛二が主演。彼も連続でドラマ主演が続いているので、大忙しである。
向井くん(赤楚衛二)は33歳の会社員。母(財前直見)と妹の麻美(藤原さくら)と、妹の旦那で近所でスパイス&バーを経営する元気くん(岡山天音)の4人で実家に住んでいるという変則的な家族。向井くんは、10年前に別れてしまった元カノの美和子(生田絵梨花)のことを今も引きずっており、なかなか新しい恋愛が出来ない。
しかし、そんな向井くんには毎回美女が近づいてくる。向井くんは相手が自分に気があると思い、距離を詰めようとするが、結局毎回フラれてしまうのだ。実は相手が自分のことが好きというのもとんだ勘違いだったり、上手く相手とのタイミングが読めず、結局フラれてしまうという可愛そうな役。
このドラマが面白いのが、最初は向井くんの視点で物語が進行するが、フラれた後種明かし的に、今度は相手の女性からの視点で同じ場面が繰り返される。映画『怪物』でも同様の手法がとられているが、なかなか新しいドラマの展開で面白い。
物語は、元気くんの経営するスパイス&バーで展開されることが多いが、毎回会社やバーで知り合う美女が変わっていくのがドラマ最大の見どころ。第1話は田辺桃子、第2話は久間田琳加。どちらも凄く良かったが、特に第2話のりんくまちゃんはかなりキュートな破壊力に思わずやられてしまい、胸キュンしてしまった(笑)。今後も様々な女性が向井くんと関わっていくが、恐らく毎回向井くんがフラれてしまうのだろう。
そんな向井くんにあれこれ世話を焼く元気くんと、そんな向井くんにあれこれ恋愛指南するバーの常連さんの坂井戸洸稀 (波瑠)。特に今後波瑠との仲がどうなっていくのか、そして波瑠の同僚である市原隼人もどう絡んでくるのかにも注目。そして元カノは付き合っていた当時の回想シーンとして毎回登場するが、元カノが実際に再登場することもあるのかなども今後楽しみにしていきたい。
それにしても可愛い生田絵梨花、僕の大好きな波瑠を中心に毎回ゲストの女優陣も加わり、かなり女優陣が魅力的で今後の展開が益々楽しみだし、向井くんに幸せがまた訪れるのかにも注目である。