今クールも多くのドラマを観ているが、その中で意外にもハマってしまったドラマが、『私たちが恋する理由』だ。原作は漫画で、テレ朝が“オシドラサタデー枠で放送しているドラマだ。一言で言えば、オフィスラブを扱ったかなりベタなラブコメ作品だが、不覚にもハマってしまった(笑)。
ハマってしまった理由は幾つかある。
まずは、なかなかありそうで実際にはありえないこのドラマの設定だ。入社11年目・課長クラスの中堅3人と、入社3年目の若手3人が、それぞれ恋愛関係になりながら進展していくオフィスラブものであることだ。主演は営業1課/黒崎智也を演じる菊池風磨と、その部下である森田葵 (演じるのは“りんくまちゃん“こと久間田琳加)がメインのカップルを演じる。この2人の組み合わせが意外にもなかなかフレッシュでいいのだ。
僕は元々りんくまちゃんが結構好きで、昨年のドラマ『こっち向いてよ向井くん』でも最高に可愛かったのが記憶に新しい。
また、バラエティやCMでも大活躍の菊池風磨だが、このドラマではクールで、ツンデレな二枚目を演じきっており、これも逆に新鮮。過去にはイケメンながらちょっとコミカルな三枚目の役どころが多かったと思うが、こんなカッコいい役の菊池風磨も悪くない。
菊池風磨が飼っている黒柴も時々登場するが、なかなか可愛い(笑)。
この主演の菊池風磨とりんくまちゃんが、オフィスで上司と部下という関係性ながらお互いに意識し合い、そしてこれから、幾つかのハードルを乗り越えながらも恋愛関係がどんどん発展していくラブコメなのだが、毎回胸キュンシーンがしっかり用意されており、少しずつ2人の距離感が詰まっていくところに、年甲斐もなく(笑)僕も思わず胸キュンしながら観てしまっている。さりげないセリフも気が利いていてなかなかいいのだ。
更にこのドラマを盛り上げるのが、あと2組のカップルの存在。斎藤なぎさ演じるりんくまちゃんの同期である小津京が、佳久創(かく そう)演じる営業2課の大島蛍に恋をしてしまい、この2人の恋愛模様にも思わずほっこりしてしまう。佳久創はこのドラマで見るまで知らなかったのだが、元ラグビー選手だけあって、スウィーツ好きな筋トレ好きムキムキ男を面白く演じている。また斎藤なぎさもこれまであまり認識していなかったのだが、元アイドルで声優・女優として活躍しているらしく、なかなか可愛い。ドラマでも良い味を出しているのだ。
そしてもう一組のカップルが、山崎紘菜演じるバリキャリのカッコいいメガネ女子、市川綾香。菊池風磨と佳久創の同期だが、普段は気を張って仕事を頑張っているものの、ちょっと弱気になることも。そこにTravis Japanの七五三掛龍也が演じる坂本凌が山崎紘菜に惚れてしまい、また彼女も年下の彼に癒されている自分に気が付くという展開に。こちらも本当のラブに発展するのかに注目である。山崎紘菜もこれまで色々なドラマで見てきたが、今回のドラマでもなかなかいい女ぶりを発揮している。
最後に、このドラマが30分ものであることも大きい。カップル3組のベタなラブコメ展開を1時間ドラマで見せられるとちょっとお腹いっぱいになってしまう感がある。しかし毎回30分だとちょっと気軽に見れるし、全体のテンポも悪くないので、ちょっとした息抜きがてらのプチ胸キュンを味わいながら楽しめるという感じが、実はちょうど良いのかもしれない。あまり深く考えず、気軽に3組の恋愛模様と今後の展開を楽しむにはちょうど良い尺のドラマである。
ちなみに、僕が気になっていてブログでも取り上げたCM女優、立石晴香も凄いチョイ役で出ている。しかしセリフも全然なく、あまりにもチョイ役なのがかなり残念ではある。もう少し目立つ役を早く射止めて貰いたいものである。