江戸城はまさに今の皇居エリア全てを指すが、江戸時代当時は三重にもお堀で囲まれて、今よりも大きな敷地を誇っていた。お堀や門などは今でも多く残っており、その面影を残しているが、残念ながら天守閣は江戸時代に落雷火災で焼けてしまい、その後徳川秀忠、徳川家光により2度再建されたものの、1657年の明暦の大火によって天守を含め、多くの城構を焼失してしまい、町の復興を優先し、経済的な理由から天守は再建されなかった。
まず見学のスタートは、虫ナの平川門。ここから皇居に入場するが、月、金は入れないので注意が必要。
平川門から入って、梅林坂を登っていく。途中の石垣なども美しく、気分が上がる。
しばらく歩いて行くと広場に出るが、そこに大きな天守台が現れる。まさにここにその昔天守閣が建っていた場所なのだ。天守台の大きさから見るに、如何に江戸城がその当時大きかったのかを想像することが出来る。今の大阪城、名古屋城を凌ぐ大きさだったのだ。
天守台の前には、江戸城本丸御殿跡として大きな広場がある。ここはあの“大奥”が設置されていた場所だったのである。ここで数々の女の戦いが繰り広げられたのだと思うと何だか感慨深い。
本丸の一角に、江戸城天守模型を展示している建物があったので見学することに。デザインはシンプルながら、やはりかなり立派な天守閣がその当時建っていたことが想像出来て、なかなか面白い。
そして皇居内を少し散歩した後、二の丸公園を見学。なかなかキレイな雑木林や池などもあって、池には珍しい尾びれが長い鯉(その名前も“ヒレナガニシキゴイ”)がたくさん泳いでいた。僕は鯉も好きなので、石垣と並んで気分が上がる場所だ。
最後は大手門方面に向かったが、途中石垣に使われた石や、番所の跡などもあって歴史を感じさせる。
大手門もなかなか良く出来ている。渡り櫓門もかなり立派だし、入り口側には高麗門があって素敵なデザインだ。
江戸城見学の後は日本橋に移動し、“たいめいけん“本店でオムライスを食べて締めくくったが、やっぱり城を見た後、本店で食べるオムライスは格別であった!
今回の江戸城散策はあまり時間もなかったので、見学することが出来るエリア全体の半分程度しか見ることが出来なかったが、それでも当時の石垣や天守台、お堀などを見ていると、やっぱり城であることを実感するし、そのスケール感にも感動してしまう。次回は江戸城のシンボルとしても有名な二重橋エリアや、桜で有名な千鳥ヶ淵エリア、桜田門近くも外側から見学して、江戸城散策をコンプリートしたい。
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