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日本映画の黄金時代を支えた『日本の美しい女』たち!

僕は日本の女優では、圧涛Iに芦川いづみの大ファンなのだが、この影響もあって、結構昔の日本映画が大好きだ。まさに石原裕次郎を中心に、小林旭や赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子などが多くの映画に出演した日活作品が特に好きだが、加山雄三の『若大将シリーズ』もかなり好きだ。この1950年代、60年代の映画を今見ると、活況を呈していた当時の日本経済や日本の町並み、風景などが確認でき、ある意味とても貴重な記録フィルムを見ているような社会学、歴史学的な楽しさも味わえるから好きなのである。



そんな日本映画に活気のあった時代に華々しい活躍をした日本を代表する女優たちを、見事に捉えた写真集が2014年に文件t秋から出版されている。タイトルはズバリ、『日本の美しい女』。美しい“女優“では無く、”女“としているところにも何か強いインパクトが感じられるし、とても艶を感じるが、ついつい見たくなってしまうタイトルである。日本の映画黄金期を支えた総勢66名のベテラン女優を紹介していおり、充実にした編集となっている。



表紙は夏目雅子。それにしても今見ても美しい。僕はこの夏目雅子の正当な美しさを、波瑠が引き継いでいるように感じているが、なかなか夏目雅子を超える女優はあまり登場していないと思う。

写真集の中身だが、全てモノクロ写真である。しかし、このことで返って美しく仕上がっているような印象がある。

そして、まずはやはり芦川いづみだろう。石原裕次郎とも多く共演し、日活黄金時代を支えた正統派美女で、その惚れ惚れする美しいルックスに加えて、僕は特徴的な声も印象的で大好きだ。しかし人気絶頂で藤竜也と結婚し、きっぱりと券\界から身を引いてしまったのは、何とも潔いが、ファンとしてはその後も見たかった気持ちは強い。しかし、引退してしまったからこそ、当時の絶頂期の姿だけが映像として残っているわけで、それは他界してしまった俳優などと同じように、美しさが真空パックされたような効果をもたらし、まさに伝説と化したのである。



今でも女優の第一線で活躍し、その変わらない美しさとキュートさはまさに神がかり的なのが、吉永小百合。多くのサユリストにとって、そして日本にとって彼女は永遠のスター女優だ。



そして吉永小百合と共に日活のスター女優で、多くの俳優と浮名を流したのが、ザ・女優とも言える浅丘ルリ子。先日フジテレビ日曜日早朝のトーク番組、“ボクらの時代”に浅丘るり子が出ていた。かなり細くなっているが、今でもご健在なのは嬉しい限りだ。



加山雄三の『若大将シリーズ』のヒロインとして数々の作品に出演していた星由里子も美しい女優だ。74歳となった2018年に亡くなってしまったのは本当に悔やまれるが、晩年も変わらない美しさと、女優としての存在感を放っていた。



岩下志摩の美しい女優であった。正直岩下志摩が主演していた作品はそんなに見ていないのだが、着物姿で凛とした美しさは、まさに日本美を象徴していた。



以前、映画『修羅雪姫』をブログで紹介したが、梶芽衣子も全盛期の美しさは特筆に値するし、タランティーノ監督など海外にもファンを多く作った功績も大きい。



そして、今でも活躍している三田佳子もかなり好きな女優だ。歳はとったが、今もドラマ『プロミス・シンデレラ』に出演している。



それにしてもこの『日本の美しい女』は、とても素晴らしい企画の写真集であり、これまでなかなかありそうで無かった写真集である。日本女優の美しさを余すことなく紹介しているという点でとても素晴らしい内容である。
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