僕が横山光輝の『鉄人28号』、そして手塚治虫の『鉄腕アトム』が大好きなことは、既に何度もブログで取り上げてきたが、今日は僕の数々のコレクションの中でも、特に貴重なビンテージ本を御紹介したい。
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鉄人28号、鉄腕アトムはそれぞれ数多く漫画化されており、僕も多くのバージョンをコレクションしているが、最も有名で希少価値が高いのが、光文社から発売された単行本だ。光文社とは、1950年代に人気だった漫画雑誌、『少年』を出していた出版社だが、鉄腕アトムと鉄人28号は共に『少年』に連載され、人気を二分する作品であった。よって、それぞれ光文社からの単行本として、鉄腕アトムは1957年に、鉄人28号は1959年に出版された。
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しかし、今となってはこの光文社からの初版本はかなりレアで、しかも良い状態で保存されているものは殆ど出回っていない。あっても何万円という高額で取引されており、全巻を揃えるのもかなり厳しい(鉄腕アトムは3巻、鉄人は7巻が発売された)。
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僕もさすがにまだ初版本を全巻持っていないが、鉄人28号は第5巻、鉄腕アトムは第3巻の初版本を持っている。多少の破れや経年劣化はあるものの、比較的保存状態が良いものだ。60年以上も前に出版された本であることを考えると、かなりキレイである。しかし当時の単行本はしっかりした作りで、かなり味わい深い。
光文社版鉄人28号全7巻は、後に小学館クリエイティブから『カラー版 鉄人28号』として完全復刻されていることを以前も御紹介したが、こちらの復刻版は僕も既にコレクションしている。同じ5巻の光文社初版本と小学館クリエイティブ復刻版を比べてみたが、なかなか復刻版も忠実に再現されているのはさすがである。これはこれで素晴らしいし、全巻揃っているので気に入っているが、やはり60年以上も前の初版本というのはコレクションとして相当貴重である。
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鉄腕アトムの方も、同じく小学館クリエイティブから復刻版が出版されているが、こちらも光文社の初版本と小学館クリエイティブ復刻版の3巻を比べてみた。こちらもかなり忠実にオリジナルが再現されており、1950年代当時の子供たちが手にしたワクワク感を見事に再現している。装丁も見事だし、漫画本がハードカバーのような豪華な仕様であった時代というのは何とも良き時代であったのだろう。
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そんな60年以上前の貴重でレアなビンテージ本。鉄人とアトムは常にライバルとして比較されることが多いが、ビンテージ本も甲乙つけがたい名勝負となっている。
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