横山光輝の名作漫画を昔からコレクションし続けているが、
また新たな作品が加わった。
1958年に雑誌『りぼん』に連載され、1960年に単行本化された
横山光輝の傑作少女漫画、『紅ばら黒ばら』が小学館から
限定BOXで復刻されたのだ。当時の希少な原本を元に復刻されたらしいが、
前編、後編の2冊セットで発売された。
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横山光輝と言えば、『鉄人28号』が最も有名だが、
他にもロボットものでは『ジャイアントロボ』、超能力もの
ではやはり『バビル2世』や先日ブログで取り上げた
六神合体ゴッドマーズの原作となった『マーズ』、
忍者ものでは『伊賀の影丸』や『仮面の忍者赤影』などが有名。
しかし、実はロボットものと並んで有名なのが、横山光輝の少女漫画なのだ。
あの『魔法使いサリー』と『コメットさん』も横山光輝の作品だ。
その意味では、今回復刻された『紅ばら黒ばら』は横山光輝の少女漫画
の原点を垣間見ることが出来る名作なのである。
手塚治虫が『りぼんの騎士』なら、横山光輝は『紅ばら黒ばら』
なのである。
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これまで、小学館から数々の横山光輝復刻作品が限定BOXで
発売されており、しかもマニアックな隠れた名作ばかり。
パッケージデザインや装飾も豪華で、この辺りのセンスは
素晴らしい。ファンにはたまらないものばかりである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/af/7ed0eae153b06275bcf3f505bd36534f.jpg)
先月は『宇宙警備隊』が復刻されたが、昨年は他にも
『みどりの魔王』、『鉄のサムソン』という、あの『鉄人28号』と
並んで当時人気のあったロボットものも復刻されている。
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他にも『サンダーボーイ』、『グランプリ野郎』も発売されているが、
これらは全て購入している。
小学館からの限定BOXとは別に、愛蔵版初期作品集と題して、
デビュー当初の作品群も復刻されているのも本当に嬉しい。
特にデビュー作品の『音無しの剣』は時代劇漫画の傑作である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/15/88c04648acb239c4d98cddc5d92521b0.jpg)
それにしても、横山光輝の作品は、いつ見てもワクワクする
感覚がある。昔小学生の頃漫画を描いている時、横山光輝作品には
大きな影響を受けて育ったが、今見てもこの何とも言えないワクワク感は
変わることが無いのだ。
これからも次々と復刻作品がリリースされて行くと思うが、
横山光輝フリークとして、今後も楽しみにして行きたい。