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尾崎豊の魂、iTunesに響く

ついに待ちに待った出来事が起きた。
ソニーレーベルのアルバム、楽曲がついにiTunesに加わったのである。しかも、かなり大量に!松田聖子、渡辺美里、久保田利伸、米米クラブ、いきものがかり、プリプリ、TM Network等々、懐かしいアーティストから、
新しいアーティストまで多彩なラインアップだ。

これまでソニーは自社の音楽配信MORAがあった為、iTunesには対抗する形で存在していたが、ついにその壁が破られたのだ。これはiTunesユーザーには最高に嬉しい出来事だ。

そんな中、僕は迷わず1枚だけをダウンロードした。尾崎豊のファーストアルバム、『十七歳の地図』である。今回加わったソニーレーベルからのタイトルには、尾崎豊の名盤の数々も含まれているのがなんとも嬉しい。



アルバム『十七歳の地図』には、『15の夜』、『十七歳の地図』、『I Love You』、『Oh My Little Girl』、『僕が僕であるために』などまさに名曲揃い。今聴いても古さはなく、時代に左右されない普遍的な尾崎のメッセージ、熱い魂の叫びが胸を打つ。
改めて聴いてみて、いかに『十七歳の地図』が
感動的な名盤かを再認識した。個人的には、一曲目の『街の風景』も繊細で切ないメロディーとひたむきなメッセージが今も心に響く。そして『Oh My Little Girl』も大好きな1曲。ドラマの主題歌になったことでも大ヒットとなった。恋人に対して歌った曲ではあるのだが、娘は、自分にとってはいつまでも”My Little Girl”であり、娘にも置き換えてこの曲を聴くと、これがまた何とも心に沁みるのだ。



僕が会社に入社した1992年の4月に不運の死を遂げた天才、尾崎豊。あの衝撃から今年で20年。もう20年にもなるのかと言う思いと、
ついこの前かのような感覚。尾崎豊のアルバムをiPhoneで聴きながら、久しぶりに時のエアポケットに迷い込んでしまった、そんな『43の夜』である。


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