105作目の朝ドラだが、現代を舞台にした前作『おかえりモネ』と変わり、今回は戦前から現代までを3人のヒロインが順番に主役を演じるという初の試みで、主役を演じるのが上白石萌音、深津絵里、川栄李奈。3世代、100年を描いたファミリー物語となっている。まずは第一部(岡山編)として、和菓子屋の娘として産まれた安子(上白石萌音)を中心に11-12月放送されたが、12月末の第8週からは、安子の娘るい(深津絵里)が18歳になったところから新たな物語が大阪で始まる第二部(大阪編)が今展開中だ。
第一部から見所が満載で、特に安子と結婚する地元の名家の長男、稔(SixTonesの松村北斗)との恋模様は朝からキュンキュンすると話題になった。結婚後娘のるいを授かるが、稔は戦争に行って帰らぬ人となってしまう。安子はその後不幸な誤解などもあって、るいから完全に拒絶されることとなってしまい、失意の中岡山で知り合ったアメリカ人のロバートと、アメリカへと旅立ってしまうという衝撃の展開に。その後時が流れ、18歳になったるいが登場するところで第一部が終わる。
そして、僕が特に気に入っているのが、深津絵里がるいを演じる第二部。母との思い出を払しょくしたい思いで、岡山を離れ、一人大阪に引っ越したが、ひょんなことからクリーニング屋さんに住み込みで働くことになる。このクリーニング屋を営む夫婦には子供がおらず、るいを実の娘のように可愛がる。
そんなるいは、大阪で新しい人たちと出会い、風間俊介演じるクリーニング屋のお客とデートをしたりするが、幼少期に額に受けた大きな傷のせいで、うまく行かなくなる。そんな中、近くのジャズクラブでトランペットを吹くジョー(オダギリジョー)と近い関係になり、るいもジョーのことがどんどん気になりだして行くが、ジョーが吹いたルイ・アームストロングの曲は、昔母の安子と一緒に聴いた曲。るいの名前は、両親が好きだったルイ・アームストロングから付けられたが、母を恨んでいるるいは、この曲を聴くと、昔の辛い思い出が蘇ってしまうのだ。これからジョーとの関係がどうなって行くのか、るいの心の傷は癒されて行くのかなど、今後の展開から目が離せないのだ。
第二部の大阪編は、第一部よりも明るい雰囲気の中でとても楽しい展開となっていることもあって、益々面白さが加速している。その第二部の主役がベテラン女優の深津絵里。深津絵里は今月で49歳となるが、朝ドラ史上、最年長のヒロインとなったらしいが、でもやっぱり相変わらず可愛いし、49歳には見えない。彼女が出ているドラマを観るのはかなり久しぶりだが、割と僕の好きな女優の一人なので、今回楽しみにしていた。第一部の最後、18歳のるいから演じていて、さすがに18歳というのはちょっと無理があると思ったが(笑)、その後はとても自然体な演技で好感が持てる。
カムカム自体、通常の朝ドラよりも物語展開のテンモェとても良く、視聴しやすいし、新たな展開になっていくので、ドラマにどんどん引き込まれていく。そして、3世代の女性を描く中で、ルイ・アームストロングの曲が大きな鍵となっている点もなかなか秀逸である。第三部はるいの娘の物語となる為、今後るいが子供を産むまで第二部で描かれて行く筈だが、誰と結ばれるのか(ジョーなのか?)も含め、これからの展開が益々楽しみである。また、最終的に、るいと母安子とのわだかまりはいつか解消されて物語が回収されるのか、第三部に向けて今後も楽しみにしたい!
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