僕の大好きな横山光輝の数ある作品群の中でも、『鉄人28号』と同じくらい大好きな作品が『おてんば天使』という作品だ。1959年から1962年にかけて、少女漫画雑誌『少女』に連載されていた全948ページの長編作品だ。これまでにも何度かブログで取り上げており、既に『おてんば天使』の付録や古書漫画などをコレクションしているが、またまた貴重な付録を最近ゲットすることに成功した。
通常、雑誌に付いていた付録漫画はサイズも小さく、かなり薄っぺらくて紙質もチープな印象だと思うが、今回入手した付録はまるで普通の単行本のような豪華な装丁とデザイン。一見付録とは思えないような立派な製本である。今回入手したものは一部ノドワレがあるものの、総じてとてもきれいな保存状態で、ここまできれいに残っている『おてんば天使』の付録はかなり珍しいのではないかと思う。
但し、見事な装丁の割にやっぱり“付録”だなと思ってしまった点は、おてんば天使以外にも2作品が掲載されていることである。付録では良くあるパターンなのだが、これだけ表紙とかも『おてんば天使』のみとなっているのに他の作品も収録されていたのは少し意外であった。しかし、この点も含めて結構レアで貴重な付録である。
これでまた貴重な付録が、僕のおてんば天使コレクションに加わったので、ファンとしてはとても嬉しい限りである。