昨年に続き、今年も松田聖子のライブツアー“Parade”に参戦した。昨年は武道館でのチケットがゲット出来たのだが、今年は武道館での抽選に2回落選し、その後もさいたまスーパーアリーナの抽選も2回落選。名古屋ガイシホールのチケットも2回落選と、6回落選し続けて、今年はさすがに聖子ちゃんのライブは無理かな・・・と諦めかけていたが、最後に大阪城ホールでの計3回のライブに申し込んでみた。すると、なんと7回目の抽選でようやく当選することが出来たのだ。今年は苦労したこともあって、当選の喜びも大きく、聖子ちゃんのライブに参戦出来ることがいかにラッキーで幸せなことかということを改めて噛みしめた。
会場は6/23の大阪城ホール。以前、大阪に単身赴任で住んでいた際にもライブで一度訪れたことがあるが、それでも10年ぶりくらいだ。アリーナとしてはなかなか良いサイズ感の会場である。
聖子ちゃんのグッズ売り場に並び、うちわとツアーパンフを購入。パンフを購入するのは2012年の”Very Very”ツアー以来である。
17時半開場、18時半開演。大阪城ホール前には物凄い人だかりで賑わっていた。そして入り口には聖子ちゃんファンを公言している宮根誠司からもお花が贈られていた。大阪でのライブならではであった(笑)。
18時半に開演となったライブはいきなり華やかなステージセットでピアノを弾く聖子ちゃん。Rock’n Rougeで華麗にスタート。セットリストは下記の通り。
1)Rock'n Rouge
2)時間の国のアリス
3)秘密の花園
4)渚のバルコニー
5)天国のキッス Instrumental
6)チェリーブラッサム 2021
7)Marrakech ~マラケッシュ~
8)Strawberry Time
9)あなたに逢いたくて ~Missing You
アコースティックコーナー
10)Rock'n Roll Good-bye
11)Je t'aime
12)小麦色のマーメイド
13)SWEET MEMORIES
アコースティックコーナーアンコール
14)夏服のイヴ
15)KIMONO BEAT
リクエストコーナー
制服
Call Me
硝子のプリズム
林檎酒の日々
P・R・E・S・E・N・T
抱いて…
Eighteen
Star
あなたのすべてになりたい
レモネードの夏
櫻の園
螢の草原
ピーチシャーベット
密林少女
RAINBOW~六月生まれ
妖精たちのTea Party
ボーイの季節
時間旅行
16)赤いスイートピー
白い恋人 Instrumental
冬の妖精 Instrumental
17)青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~
メドレー
18)裸足の季節
19)風は秋色
20)ハートのイアリング
21)素敵にOnce Again
22)ピンクのモーツァルト
23)天使のウィンク
24)夏の扉
アンコール
25)SQUALL
26)大切なあなた
今年もこれでもか!というくらいヒット曲を次々と繰り出す形で、まさにファンサービス満載の聖子ちゃんらしいライブであった。アコースティックコーナー、リクエストコーナー、メドレーコーナーなど、全体の構成は昨年にも近いお約束の内容であったが、今年はライブで歌うのはかなり珍しいという『夏服のイヴ』を熱唱。またアコースティックコーナーでは小室哲哉の曲で有名で、僕も好きな曲の『KIMONO BEAT』をアコースティックバージョンで歌うなど、今年ならではの展開もあって感動!リクエストコーナーでもおなじみのMCも上品な中に彼女らしい笑いも多く、ファンのことを気遣う優しさに溢れていた。そして、お約束となっているのが、ライブの合間に水を飲む聖子ちゃんに、コアファンが、“聖子ちゃん、何飲んでるの?”と客席から大きな声で投げかけるシーンがあったが、“ただの水です”と返す聖子ちゃんがまた何とも可愛いこと(笑)!
デビュー曲『裸足の季節』、『青い珊瑚礁』、『赤いスイートピー』、ラストでいつも盛り上がる『夏の扉』などで大いに盛り上がったが、僕の好きな『秘密の花園』、『チェリーブラッサム』、『ハートのイヤリング』、『ピンクのモーツアルト』などもやっぱり最高。今年は『瞳はダイヤモンド』は披露されなかったのが唯一残念だった。
ライブを終えて外に出ると、大阪城が美しくライトアップされていた。
聖子ちゃんは本当に独特な魅力がある。どこか浮世離れした、天然なところがあるのだが、それが完全に一般人を超越した存在を作り上げているように思う。僕にとっても松田聖子はまさに青春時代そのもので、小学生高学年から中学生の頃夢中で聴いて恋していたし、初めて買った聖子ちゃんのEPシングルレコードは『チェリーブラッサム』であった。それ以来、毎回リリースされていたアルバムは常に購入してカセットテープに録音し、ウォークマンでいつも聴いていたのが本当に懐かしい。
聖子ちゃんも昨年還暦を迎え、今年の3月で61歳になったが、61歳とは到底思えない若さと美しさで、長年にわたりアイドルを貫く姿はもはや最強のレジェンドである。そんな元気で美しい彼女を毎年ライブで会うことが出来るというのはファンとしてはこの上ない喜びである。
今年はアコースティックコーナーのMCで、間もなくニューアルバム『SEIKO JAZZ 3』をリリース予定であることが発表された。ジャズでアコースティックな聖子ちゃんも大人の魅力が溢れていて素晴らしい。このシリーズ第三弾も楽しみにしたい。そして、今年は大阪で4夜連続ディナーショーを開催することも宣伝されていたが、いつかはディナーショーにも参加してみたいものである。今年はまたぜひ紅白歌合戦に出てほしいものだが、これからも変わらず、往年のヒット曲を歌い続けてほしいし、一ファンとしてはこれからも微力ながら応援したいと思う。