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大阪サウンドはやはり『ウルフルズ』

大阪に赴任して以来、大阪サウンドと言えばやはり『ウルフルズ』ということで、久しぶりにはまってしまっている。1996年頃に大ヒットしたサードアルバム『バンザイ』を引っ張り出して最近頻繁に聴いているが、久しぶりに聴いてみると結構新鮮だ。



このアルバムはいまさらだが、改めて聴いてみるとなかなかバランスの取れた、良いアルバムだ。爆風スランプのような、ちょっとエロくてコミカルな曲も多く、歌詞も笑えて面白いものが多い。例えば、『大阪ストラット』は梅田や心斎橋が出てくる完全な大阪ソングで、歌詞に思わず笑ってしまう。大阪に住む今聴くと、昔聴いていた当時よりも大阪がリアルにイメージ出来てしまうのだ。バンドメンバーのセリフなども入る『ダメなものはダメ』や、浮気がばれて彼女が暴れだしてしまう『暴動チャイル』などもなかなかの傑作である。昔から好きだった『SUN SUN SUN 95』もかなりちゃらい夏ソングだが、こちらも夏らしいメロディーに乗ってとても軽快な曲に仕上がっている。収録全10曲は下記の通り。



1) ガッツだぜ!!
2) トコトンで行こう!
3) バンザイ ~好きでよかった~
4) 暴動チャイル
5) SUN SUN SUN 95
6) てんてこまいmy mind
7) 大阪ストラット
8) ダメなものはダメ
9) おし愛へし愛どつき愛
10)泣きたくないのに

コミカル色の強いこのアルバムだが、やはり大ヒットしたシングル2曲『ガッツだぜ!!』とバラードの傑作『バンザイ~好きでよかった~』は素晴らしい曲だ。ウルフルズはその後もヒットを飛ばしているものの、この2曲の大ヒットで売上的にはこのアルバム『バンザイ』が現状ウルフルズのピークであったと言える。これまで大阪発で全国区となったアーティストは多いが、大阪色を前面に出したバンドで全国的な知名度を確立したのはウルフルズ以外にそう多くは無いと思われ、彼らの存在は面白い。

ウルフルズのボーカルであるトータス松本は映画『UDON』に出演したり、音楽もソロ活動したりと、現在でも大活躍中。そのやや濃くて暑苦しい顔と面白キャラで音楽/タレント活動を精力的に行っている。

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