安土城はあの織田信長が築いた城で、1576年から3年の歳月をかけて完成させた城だ。しかし、織田信長が本能寺の変で暗殺された後に謎の火災で焼失してしまった為、実質約7年しか存在していなかったという“幻の城”なのである。
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まずは彦根駅からJR琵琶湖線で安土駅で下車。この駅はとても小さい素朴な駅で、彦根駅や近江八幡駅に比べるとかなりの田舎である。しかし、ャWティブに解釈すれば観光地化され過ぎずに、手付かずの自然が残されていると言える。
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安土駅の北口には織田信長の銅像が立っており、また南口には安土駅に隣接した“安土城郭資料館”があるので、まずはここを訪れた。ここには、安土城の20分の1スケールが展示されており、中の断面も見ることが出来る仕鰍ッがあってとても勉強になる。安土城は中に吹き抜けがあり、如何に斬新なお城であったかを知ることが出来る。織田信長らしく、他に類を見ない豪華絢爛な城であったらしく、当時安土城を見学した宣教師ルイス・フロイスなどが残した記録によって、焼失前の様子を伺い知ることが出来る。この幻の城に、歴史ロマンを感じずにはいられない。
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安土駅の近くで、安土のマンホールを発見! そしていよいよ、安土城址へ。
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安土城は天守閣が焼失し、その後も復元されることはなかった為、今は天守がないのだが、それでも僕がこの城を一番好きなのはその残されている立派な石垣や屋敷跡などの見事な遺構の数々が兎に角感動的なのだ。入り口からまっ直ぐ天に伸びるかのような大手道は石段が当時のまま残されおり、織田信長の威厳を感じることが出来て何とも感動的である。当時はこの大手道の両側には多くの櫓や屋敷が軒を連ねており、CGで再現されている。石段には石仏なども使われている。
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この日もあいにくの雨であったが、大手道をどんどん上に登っていくと、途中の左側に、当時織田信長の家臣であった豊臣秀吉の屋敷跡が残されている。これも感動的な歴史遺産である。
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そして石畳の階段は更に上に進んで行く。山の上にも多くの素晴らしい石垣が残されており、石垣マニアとしては本当に感動してしまう。秀吉が小田原に建てた石垣山城も素晴らしい石垣が残されているが、やはりこの安土城の石垣は他の城には無い美しさだ。
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更に10分ほど登っていくと、安土山の頂上に本丸が現れ、そして天守台跡に到着する。大きな面積だが、ここにあの立派な地下1階、地上6階建ての天守であったと思うとそれだけで感動的だ。そしてこの天守台からは琵琶湖が見渡せる絶景だが、実は当時は琵琶湖がもっと城の麓まで入り込んでいたらしく、まさに“湖に浮かぶ要塞“のようであったという。
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それにしても、安土城は何度訪れても感動してしまう。そして見学し終わったあと、またすぐ訪れたくなってしまう不思議な魅力のある城だ。まさにパワースャbトであると言えるだろう。
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安土城を下りて、今度は“安土城天主 信長の館”という施設を訪れた。ここには安土城に関するとてもわかりやすいビデオ上映がされており、とても勉強になるが、目玉はやはりなんと言っても安土城の5階と最上階部分の実物大で復元されているのだ。5階はまるで神社のような六角形の建物になっており、最上階の6階部分は金箔をまとって黄金に輝く展望フロアとなっており、まさに天下人に相応しい豪華さである。秀吉の金ピカ好きは、この信長の安土城を見て影響を受けたのではないかと思ってしまう。
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安土城を後にして、次に近江八幡に向かい、地元で有名な近江牛のお店、“毛利志満(もりしま) 近江八幡本店”を訪れた。近江牛ステーキ重と肉寿司を注文したが、これが何とも柔らかくて、美味しかった。さすが日本の三大牛と呼ばれる近江牛である。
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その後、近江八幡の旧市街を訪れたが、近江八幡はまさに信長時代に城下町、楽市楽座として栄えたエリアでもあり、近江商人発祥の地として有名だ。そしてここには“八幡堀”と呼ばれる歴史的な建造物が多く残る保存地区であり、何とも美しい景観だ。古い歴史的な町屋なども多く残っており、町を歩いているだけで、当時にタイムスリップした感覚を楽しめる。
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近江八幡でもマンホールを発見したが、まさに八幡堀の絵柄だ。カラーバージョンも発見!
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安土と近江八幡エリアはセットで訪れるのがおススメだが、安土桃山時代の歴史に触れることが出来る見所満載であり、近江牛も含め、食も楽しめるエリアである。またぜひ3回目の訪問にトライしてみたい。