ドージャ・キャットは25歳の若きラッパー、ソングライター。本名はAmala Ratna Zandile Dlaminiというらしいが、2014年にデビュー、2018年にファーストアルバムをリリースしたらしく、ここ数年アメリカでは大人気となっていることがわかった。
そして、『Kiss Me More』が収録されているサードアルバム、『Planet Her』が今月リリースされたばかりだが、早速ダウンロードして聴いてみた。このシングル以外にもかなり多くの秀作が収録されており、活きのいいR&B/ラップアルバムになっている。普通版とDeluxe版がリリースされているが、僕はDeluxe版をダウンロード。収録されている曲は下記19曲である。
アルバム『Planet Her』
1) Woman
2) Naked
3) Payday (feat. Young Thug)
4) Get Into It (Yuh)
5) Need to Know
6) I Don’t Do Drugs (feat. Ariana Grande)
7) Love to Dream
8) You Right (feat. The Weekend)
9) Been Like This
10)Options (feat. JID)
11)Ain’t Shit
12)Imagine
13)Alone
14)Kiss Me More (feat. SZA)
15)You Right (Extended)
16)Up And Down
17)Tonight (feat. Eve)
18)Ride
19)Why Why (feat. Gunna)
他のアーティストがフィーチャリングされている曲が多いが、人気の高いアリアナ・グランデやザ・ウィークエンドも参加しているので話題性がある。
僕は元々王道のR&Bも昔から好きて良く聴いていたが、やや斬新なラップ系の曲も結構聴いている。でも、単にラップ一辺唐ネアンダーグラウンドラッパーよりも、やはりメロディーなどを重視したャbプ & R&B寄りのラッパーが好きで、例えるならばカニエ・ウェストが筆頭だし、その昔で言えばMCハマーである。80年代にラップをより多くの視聴者に広めたのはエアロスミスともコラボしたRun DMCの功績が大きいだろうが、90年代に一世を風靡したのはMCハマーだろう。
2000年代に入り、カニエ・ウェストが大人気となったが、彼はラッパーというだけでなく、ャbプでキャッチーなメロディーの曲により幅広い視聴者層に浸透し、大ヒットを飛ばしたが、女性で言えばややラップ寄りではあるが、ニッキー・ミナージュなどが割と好きであった。そしてラッパーでは無く、R&Bに近いが、最近で言えばジャネール・モネイは大好きで、2年前に来日した時はZepp Tokyoでのライブに参加した。
男性のR&Bでは、ここ最近すっかりアンダーソン・パークにすっかりハマっているが、女性ではジャネール・モネイ以来あまりハマったアーティストがいなかった為、ドージャ・キャットはまさに久しぶりのお気に入りである。
このアルバムの中で、やはりシングル『Kiss Me More』が頭一つ抜けて素晴らしいし、ミュージックビデオがなかなか面白い。『Planet Her』というアルバムのタイトルも関係があるが、謎の巨大な美女たちがいる星に不時着してしまった人間が、彼女たちに捉えられてしまうという内容だが、ちょっとSF風で面白い。囚われの身となってしまった人間はイタリア人と韓国人のハーフで、グレイズアナトミーに出ているアジア系俳優Alex Landiでこれがかなりのイケメンだが、ダイナマイトボディーの黒人女性2名の前にはなすすべがない(笑)。
そしてアルバムの中では1曲目『Woman』、2曲目『Naked』、11曲目『Ain’t Shit』もなかなか面白いし、5曲の『Need to Know』と6曲目の『I Don’t Do Drugs』も王道なR&Bサウンド。8曲目、ザ・ウィークエンドとのデュエット曲『You Right』も心地良いビートとメロディーが見事に絡み合う。
アルバム『Planet Her』があまりにも良かったので、1枚遡って2019年にリリースされたセカンドアルバム『Hot Pink』に、ファーストアルバム『Amala』からのヒット曲4曲を特別収録した日本向け特別アルバム、『Hot Pink(Japan Version)』をダウンロードして、こちらも聴いている。このセカンドアルバムでは、全米No.1となったシングル『Say So』が収録されているが、『Kiss Me More』同様、このシングルはアルバムの中で頭一つ飛び出している名曲だ。懐かしい80年代のR&Bにも近いし、ソフトなボーカルがジャネット・ジャクソンの新曲かと思ってしまう軽やかさで、見事なサウンドに仕上がっている。しかも、アルバムに収録されているオリジナル版以外に、ニッキー・ミナージュとデュエットしたバージョンもリリースされているのだ。
『Hot Pink (Japan Version)』に収録されているのは下記17曲。
アルバム『Hot Pink (Japan Version)』
1) Cyber Sex
2) Won’t Bite (feat. Smino)
3) Rules
4) Bottom Bitch
5) Say So
6) Like That (feat. Gucci Mane)
7) Talk Dirty
8) Addiction
9) Streets
10)Shine
11)Better Than Me
12)Juicy
13)Say So (Jax Jones Midnight Snack Mix)
14)MOOO! (ファーストアルバム収録シングル)
15)Candy (ファーストアルバム収録シングル)
16)Go To Town
17)Tia Tamera (feat. Rico Nasty)
『Say So』以外にも幾つかノリの良いR&Bの秀作が含まれており、個人的には“噛んだりしないから大丈夫だよ”と歌う歌詞が面白い『Won’t Bite』、デュア・リパ的低いボーカルが心地良い『Addiction』、ミディアムテンモフ『Shine』、印象的なシンセサウンドで始まる『Juicy』などが結構気にいってしまった。また、ファーストアルバムから収録されている4曲の中で、特にゆったりとした余裕を感じさせる『MOOO!』は牛に例えた歌詞がなかなか巧みだ。最初のシンセサウンドが80年代風で印象的な『Candy』もなかなか素晴らしい。
セカンドアルバムの『Say So』、サードアルバムの『Kiss Me More』の2曲は、特にシングルに相応しい傑作だが、R&B的なボーカルにラップを織り交ぜる構成はとても良く出来ているし、アルバム全体として楽しめるアルバムである。ニッキー・ミナージュもャbプな曲にラップを絡ませる手法だった為、その意味ではドージャ・キャットも似ていると言えるが、ドージャ・キャットはどちらかと言えばラップメインよりも、R&Bボーカルに重きを置いているように思う。この点が僕の好みにハマったのではないかと思う。暫くはこの2枚のアルバムでドージャ・キャットをじっくり楽しみたい。
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