僕が産まれる前の1968年に芸能界を引退してしまった僕の大好きな芦川いづみ。引退して54年も経ってしまっていることもあって、彼女に関する本やグッズはかなり数が少なく、全てがレアなのだが、そんな中でまた化石のようなレアグッズを入手した。
それは、芦川いづみが当時『家庭の友石鹸』という、せっけんブランドの広告に起用されていたようだが、その『家庭の友石鹸』のアルミ缶ボックスを奇跡的にゲットすることに成功した。缶自体は27 x 20cmで深さは7.5cm。
蓋を開けると、蓋の裏側に芦川いづみの写真が配置されている。恐らく、当時お店で石鹸が売られていた際、この缶に入れて店頭に置かれていたのではないかと思う。当時石鹸は20円だったようだ。
どうやらどこかのおばあちゃんが長年大切に保管していたようなのだが、正直缶自体はかなりボコボコで、痛みや汚れもある。しかし、リアルな昭和レトロ感はさすが本物である(笑)。でも、古い割には蓋とボックスの間の金具なども壊れておらず、しっかりと残っているのは凄い。時代を超えてしっかりと残るこの缶を見て、意外にも当時の高いモノづくりレベルを感じずにはいられなかった。
この缶が今でも残っているケースはかなりレアでは無いかと思う。その意味では、地方の地主さんの蔵に眠る歴史的価値のあるお宝と同じような感動があると言ったら少し大げさかもしれないが、それくらいに芦川いづみのこのようなグッズがまだ眠っていたとは本当に驚きで、それをゲット出来たのも奇跡的な出会いとしか言いようがない。また一つ僕のお宝(ボク宝)がコレクションに追加された思いだ(笑)。