まずは『チキンライス』、又の名を海南鶏飯(ハイナンチーファン)というシンガポールの定番料理。鶏を茹でて取ったスープに、鶏の油で炒めた白米を炊いたものに、あっさり茹でた鶏肉がぶつ切りになって添えられたもの。実に見た目あっさりだが、このあっさり度合いが絶妙でなかなか病みつきになる美味しさである。

定番メニューなので多くのシンガポールレストランでチキンライスのメニューがあるのだが、Bong Tong Keeという店のピラミッド型に盛り付けられたチキンライスが結構気に入っており、味もかなり美味しいのでお薦めだ。


Bong Tong Kee
425 River Valley Road
Tel: 6736-3213
そして次に『ペーパーチキン』。これもシンガポールではお馴染みのメニューらしいが、下味をつけたチキンを、クッキングペーパーのような紙で包んで揚げたものなのだが、そのまま揚げるのでは無く、紙に包んで揚げるので油っぽくなく、肉汁も閉じ込めてあるので最高に美味しいチキンの料理。白いライスの上で紙を破いて、肉汁を逃さずライスで受けるのが正しいシンガポーリアンの食べ方らしい。

このペーパーチキンは、Hillman Restaurantという有名なお店で食べた。ここは日本人観光客にも大人気のレストランらしく、メニューにも日本語が記載されていた。ここのペーパーチキン、かなりの絶品であった。

Hillman Restaurant
135 Kitchener Road
TEL:6221-5073
両定番メニューは一流レストランにもあるが、町の屋台などでもかなり美味しいものがあるので、比較的どこで食べても美味しい。シンガポール料理は全般的に美味しいものが多いが、やはり僕のような『チキン好き』にはたまらない街である。