今月いっぱいで、これまで31年間勤めてきた会社を退職した。
人生の大きな決断であったが、思い切って新たな環境でチャレンジすることを選んだ。10月からまた新たな会社で海外事業を推進していくので、楽しみである。
人生の節目はこれまでにも何度かあったが、これまでも出向したり、異動したりするタイミングで、ブルース・リーの墓参りに行っていたが、今回はちょっとシアトルまで行けそうにもなかったので、今回転職の変わり目に10日ほど有休消化でお休みを貰い、母親を連れて瀬戸内海の弓削島にある先祖の墓参り、そして今治にある大好きだったおじいちゃんのお墓参りに出かけることにした。まずは今治のおじいちゃんの墓参りから。今治を訪れるのは昨年10月以来、ちょうど1年ぶりである。
9/21(木)にJALで羽田空港から松山空港に飛び、松山から今治に電車、JR四国の特急しおかぜで移動。しおかぜは名前の通り海岸線沿いを電車で走るので、何とも眺めが素晴らしい為、特急しおかぜに乗るのはいつも楽しみにしている。
40分くらいで今治駅に到着。駅では今治市のゆるキャラ、バリイさんが出迎えてくれる。
母親の実家があるのは今治駅からタクシーで約15分の唐子台という場所。その昔は新興住宅街として栄えた郊外型の住宅街であったが、長い年月を経て、今ではかなり住人の高齢化と街の過疎化が進んでしまっている。そして今年103歳となったおばあちゃんや叔父さんと1年ぶりの再会を果たし、翌日にはおじいちゃんの墓参りに出かけた。おじいちゃんは2008年の3月に95歳で亡くなった。もちろん大往生だと思うが、おばあちゃんはこれを更に超える103歳まで元気で頑張っているのは本当に凄いことである。大好きだったおじいちゃんが亡くなってからのこの15年、一度もお墓参りに行くことが出来ずにいた。昨年今治を訪れた際にも行きたいと思っていたが、叔父さんがとても墓まで付き添えないということもあって断念し、仏壇へのお参り止まりになってしまい、とても心残りとなっていたので、今回は何が何でも行きたいと、強い覚悟を持って訪れた。しかし、今回も叔父さんが体調を崩してしまい、急遽叔父さんの車を借りて、自分で運転してお墓まで行くことになった。お墓は唐子台から車で10分ほどの場所だが、ちょっと複雑な山側のエリアにあって、確かに79歳になって、運転も少し怪しくなってきた叔父さんが運転していくのを躊躇するのもわからなくもない。しかし、カーナビに入れて向かったところ、結構楽に訪れることが出来た。
おじいちゃんのお墓は、吉祥寺というお寺にあり、大きな貯水池の前にある小さな斜面の墓地にあった。とても環境の良い場所で、きっとおじいちゃんも安らかに眠っていることだろう。おじいちゃんの墓に手を合わせ、転職のことや、これまで可愛がって貰った感謝の気持ちなどを報告していると、不思議と心がすっきりと整理された。
ホテルは今治駅すぐのJRクレメントインホテルに初宿泊。安いビジネスホテルだが、小ぎれいで快適なホテルであった。
そして夜は、今治で有名なB級グルメ、“焼き豚玉子飯“を食べに、昨年に引き続き地元でも人気のお店、白楽天を訪れた。ここの焼き豚玉子飯は甘辛いソースが絶妙で、最高に美味しい。ボリューム感もあって、まさにB級グルメとしては完璧である。
今治で2泊した後、いよいよ久しぶりの瀬戸内海/弓削島へ向かった。
次回に続く・・・。