コロナになってから大規模なライブが出来ない状況が既に2年以上も続いてしまっているが、ここへきてようやくコロナ感染もある程度落ち着いてきて、今年のゴールデンウィークは久しぶりにみんな旅行やイベントに盛り上がっている。そんな環境の中、コロナ後初となる全国ドームツアーをスタートしたのがミスチル。そして友人のおかげで、何とも幸運なことに5月3日に名古屋/バンテリンドームでのライブに参戦することが出来た。
今年のドームツアーは、ミスチル30周年の記念すべき年でもあり、『半世紀へのエントランス』と題して、福岡ペイペイドーム、名古屋バンテリンドーム、東京ドーム、大阪京セラドーム、そして日産スタジアム、ヤンマースタジアム長居の計6会場、12公演となっており、既に福岡と名古屋が終了した。入場制限の無いフルライブなので、毎回6万人規模の観客を動員するのは、本当に3年ぶりくらいであり、ミスチルもファンも待ちに待ったライブとなった!
僕は2011年に大阪の長居スタジアム(現ヤンマースタジアム長居)で、あの伝説となった雨の中のライブに参加したが、それ以来のミスチルライブ。そもそもミスチルのライブはなかなかチケットを入手することが難しいので、今回友人に取って貰えたのは本当にラッキーであった。
今回名古屋でのセットリストは下記23曲。ドーム超満員で、2時間半に渡る最高のライブとなった!
- Brand new planet
- PADDLE
- 海にて、心は裸になりたがる
- Innocent world
- LOVE
- Any
- くるみ
- 僕らの音
- タガタメ
- Documentary film
- DANCING SHOES
- ロックンロールは生きている
- フェイク
- Worlds end
- 永遠
- Others
- Tomorrow never knows
- Printing
- Dance Dance Dance
- エソラ
- GIFT
Encore
- Your Song (弾き語り)
- 生きろ
基本的にはアルバム『Soundtracks』から最多の4曲を演奏し、30周年だけあって各年代から幅広いヒット曲を網羅。特に『Innocent world』と『Tomorrow never knows』を演奏してくれたのは感無量だったし、『エソラ』も大いに盛り上がった。福岡での公演におけるセットリストも踏襲しながらも、各地で少しずつ別の選曲をしていくらしく、他の公演のセットリストもどうなるのか楽しみである。
僕はこういう大規模なライブに行くといつも思うが、6万人ものファンの前でパフォーマンスをするのはさぞかし快感だろうなあ、ということ。観客が全員ファンで言わば自分の味方。そんな中で演奏し、ファンを喜ばせるなんて最高のアドレナリンが出るだろうし、一種の宗教的な磁力がある。自分にもし作詞作曲や歌の才能があったら、きっとこんなライブをやるのが最高に刺激的だろうし、快感以外の何物でもないだろうと、ライブに参加しながらいつもそんなことを考えてしまう。そして、今回は特に久々のライブということもあり、1曲目『Brand new planet』の演奏が始まって思わず感極まってしまった。
『Soundtracks』は好きなアルバムで、特に今回演奏した『Brand new planet』と『Documentary Film』は感動的な名曲だが、やはりライブでの演奏で改めて確信した。そして最新曲となる『永遠』(映画、『桜のような僕の恋人』主題歌)、『生きろ』(映画、『キングダム2遥かなる大地へ』主題歌に決定)も演奏され、大いに盛り上がった。
そして5月11日にはベストアルバム『Mr. Children 2011-2015』と『Mr. Children 2015-2021 & NOW』が2枚同時にリリースされる。ミスチルからの、ファンに対する何とも豪華なプレゼントだ。ライブの余韻に浸りながら、この2枚のベスト盤のリリースも楽しみにしたい!