彼女の数多くの名曲の中でも、僕が特に好きなのは下記13曲である(好きな順番に記載)。
さよならの向う側
いい日旅立ち
愛の嵐
絶体絶命
秋桜
乙女座宮
プレイバックPart 2
美・サイレント
しなやかに歌って
横須賀ストーリー
イミテーションゴールド
青い果実
ひと夏の経験
「さよならの向う側」を聴くと、小学生の時にアメリカから引き上げて帰国した時のことが鮮明に蘇る思い出の曲として深く印象に残っており、僕の一番好きな山口百恵の曲だ。You Tubeで見ることが出来るが、山口百恵の武道館引退コンサートで、彼女が泣きながらも堂々と歌い上げたこの曲は最高に感動ものだ。この引退コンサートを見ると、改めて山口百恵のスター性、その凛としてカッコいい姿に圧唐ウれてしまう。今のアイドルには無い落ち着きと貫禄があるのだ。「わがままな私を許して下さい。幸せになります」と会場のファンに告げ、そして潔く券\界を引退し、その後も決してTVに登場することの無い彼女の生き方が、より彼女を伝説化している。
バラードの中でも「さよならの向う側」と人気を二分する「いい日旅立ち」は哀愁漂うトランペットで始める曲の出だしからグイグイ引き込まれ、「ああ~、日本の何処かに~♪」のサビ部分はすぐにJRのCMを思い出し、日本国内を旅してみたくなる。この曲も本当に忘れがたい名曲である。この他、バラードではさだまさしの曲らしく、実に暗い儚げな曲風の「秋桜」もやはり名曲である。
粋のいい曲も彼女のトレードマークとして有名だが、中でも阿木燿子/宇崎竜童の黄金夫婦作詞作曲コンビで作られた曲群の中でも歌詞が強烈な「絶体絶命」、「プレイバックPart 2」、「愛の嵐」「イミテーションゴールド」などは本当にカッコいい、強い女としての山口百恵が堪能出来る。低いドスの効いた声は今聴いてもなかなか魅力的である。「絶体絶命」は「はっきりかたをつけてよ♪」の歌詞が有名で、「プレイバックPart 2」はお馴染みの「緑の中を走り抜けてく真っ赤なャ泣Vェ♪」があまりにも有名。「愛の嵐」は「ジェラシーストーム、ジェラシーストーム♪」のフレーズで有名だが、カッコいいギターで始まったと思ったら直ぐに哀愁漂う旋律に変わるところは今聴いても斬新な曲だ。
過激な歌詞で言えば、違う意味で過激なのが、声がまだ初々しい初期の傑作、「青い果実」と「ひと夏の経験」などで、今聴いてもかなり衝撃的な歌詞だ。最近、ここまでストレートな歌詞の曲は無いと思うが、結構昔の曲の方が過激であることを改めて実感する。それもあの初々しい山口百恵が「あなたがのぞむなら、私何をされてもいいの♪」とか、「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ♪」なんて歌っちゃうというギャップがまた凄い。
あの有名な歌詞、「これっきり、これっきりもう、これっきりですか~♪」で有名な横須賀ストーリーも名曲。「イミテーションゴールド」も「あん、あん、あん、イミテーションゴールド♪」もなかなかインパクトのある曲で、僕の現在最も好きな歌手、倉木麻衣がカバーしたことでも印象に残っている曲だ。
「乙女座宮」は軽めの可愛い曲。歌詞の中に”獅子座の彼”が出てくるが、自分が獅子座でもあって、これも妙に印象に残っている。「美・サイレント」は意味深な歌詞の「あなたのxxxがほしいのです♪」というのをみんな勝手に解釈して盛り上がったものだが、この曲も改めて聴くと実に素晴らしい曲である。
山口百恵が70年代を駆け抜けた7年間の歌手生活はまさに一時代を築き、そして彼女は伝説となった。ちょうど山口百恵と入れ替わるように松田聖子がデビューし、そして80年代にまた一時代を築いていくが、最近ではこのようにアイドル歌手自体があまり出てこない時代になっているので、日本の歌謡界の激しい移り変わりを痛感してしまう。
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