日本人2人、韓国人4人の計6人からなるK-POPガールズグループ、『LE SERAFIM』(ルセラフィム)が5月2日にデビューした。あのBTSを世界的なアーティストに育て上げたパン・シヒョク氏がアルバム総括プロデュースを担当。BTSのビジュアル担当のキム・ソンヒョン氏がクリエーティブディレクターを務め、すべてのビジュアルコンテンツを企画することでもデビュー前から大きな話題となっていたが、ついにそのベールを脱いだ。
『LE SSERAFIM』 は、「HYBE」と傘下レーベルの「SOURCE MUSIC」が手がける、初のガールズグループ。“IM FEARLESS（私は恐れを知らない）”をアナグラム（文字の配列を変えることによって新しい単語や文章を作る遊び）方式により作られた名前で、ヘブライ語で熾天使という意味もある。また、「世の中の視線に動揺することなく前に進む」という自己確信と強い意思を表しているとのこと。
モノトーンに纏められたロゴのアートワークもシンプルながら素晴らしいセンスである。
メンバーには、元IZ*ONEの宮脇咲良(24歳)とキム・チェウォン(21歳)、そしてもう一人の日本人はオランダにバレエ留学していた中村一葉(18歳)、韓国のオーディション番組Produce 48にも出演していたホ・ユンジン(20歳)、そしてこれまで殆ど知られていないキム・ガラム(16歳)、ホン・ウンチェ(15歳)という期待の若手2名が参加している。平均年齢は19歳という、何とも魅力的な構成だ。
5月2日にデビューミニアルバム『FEARLESS』がリリースされたが、韓国のハントチャートで、発売初日売上枚数としては歴代ガールズグループのデビューアルバム1位となり、デビューわずか2日で歴代ガールズグループデビューアルバム初動（発売日から1週間のアルバム売上枚数）1位の記録を塗り替えた。YouTubeミュージックビデオ再生回数は、公開から約19時間で1000万回を突破。今日までに2000万回も突破している。デビュー前から大きな話題となり、期待以上の大躍進である。
ミニアルバム『FEARLESS』に収録されているのは下記5曲。
- The World is My Oyster
- FEARLESS
- Blue Flame
- The Great Mermaid
- Sour Grapes
シングル曲の『FEARLESS』は、ジャネット・ジャクソンの曲を彷彿とさせるカッコいいダンスミュージックに仕上がっており、またグループのイントロを飾る1曲目もビートがカッコ良くて素晴らしい。個人的には3曲目の『Blue Flame』もマイケル・ジャクソン的な爽やかR&Bとなっており、5曲だけながら、彼女たちの新鮮な魅力が詰まった作品となっている。
ミュージックビデオもかなりカッコ良く刺激的で、世界を意識したプロモーションはさすがHYBEである。素晴らしい！ダンスも歌もキレ味がワールドクラスだと感じたが、BTSの成功にどこまで肉薄出来るか楽しみである。
僕はIZ*ONEの頃から、宮脇咲良がかなり好きだったので、今回ルセラフィムに参加したと聞いて今回どんなアルバムになるのか楽しみにしていた。宮脇咲良は元々美人で、僕が好きなタイプの顔立ちだが、今回IZ*ONEの頃よりも更に美しさに磨きがかかっている印象。それにしてもHKT48からIZ*ONE、そして単身で引き続き韓国でチャレンジし続け、ルセラフィムメンバーの座を勝ち取ったのは相当な努力があったと思う。これからの活躍をぜひ応援したい。
宮脇咲良以外のメンバーは実はまだ良く知らないので、これからじっくりフォローしながら勉強したいと思っているが、第一印象としてはみななかなかクールで個性的。特に若くて背も高いキム・ガラム、ホン・ウンチェはこれから人気が出るだろうし、中村一葉もバレエを駆使した独特なダンスを見せているので、これからの展開が楽しみである。
僕は『少女時代』の大ファンであり、特にユナが今でも一番好きな女優・アーティストだが、その後一番ハマったK-POPは『BLACKPINK』であった。4人全員が何とも美しく、世界レベルであると感じた『BLACKPINK』に『LE SSERAFIM』がどこまで迫れるか、自分としてもこれからどこまでハマるか注目していきたい。
