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感動の“COMPLEX”、13年ぶりに東京ドームに降臨!

吉川晃司と布袋寅泰による伝説のロックユニット、COMPLEXが13年ぶりに東京ドームに降臨した!COMPLEXは1988年に結成し、1990年までの僅か2年の活動で解散してしまった伝説的なユニット。2011年の東日本大震災のチャリティーライブ『日本一心』として21年ぶりに2日間限りの東京ドームライブを開催したが、この時のライブも伝説のライブとなっていた。

そして今回・・・能登半島地震のチャリティとして再び2人が立ち上がり、13年ぶりに東京ドームで2日間のライブを開催することとなったのだ。伝説は三度訪れたのである。そして僕も幸運なことに、この歴史的・伝説的なライブの初日に参戦することが叶ったのだ。

僕は元々BOOWYが大好きで、特に布袋寅泰のギターが大好きだ。吉川晃司も割と好きな歌手だったので、この2人が組んだロックユニットということで最初から大いに注目し、COMPLEXが結成された大学生当時は夢中になって彼らのアルバムを聴いていたものだ。懐かしい学生時代の思い出である。

今回、COMPLEXの再々結成を聞いた時、思わず居ても立ってもいられなくなった。布袋は元々好きでここ数年何度もライブを観に行っていたが、ついにこの歴史的ライブによって背中を強く押され、ついにファンクラブBEAT CRAZYに入ってしまったというわけである。しかし、今回参加出来たのは本当に感無量である。

東京ドームは平日にも関わらず開演前から熱気が凄かった。グッズ売り場にはドームを何週も取り巻くような長蛇の列が出来ており、驚愕の人気ぶりである。そしてなんと、今回のライブはアリーナ席をゲットしてしまった!それも比較的前方の良い席で、かなり早くから入場して、ゆっくりビールを飲みながらアリーナ席があるグラウンドから東京ドーム内の眺めをしばし満喫してしまった。

ライブが始まると、2人はステージ中央で固い握手。これは2011年のライブでもおなじみである。

そして最初から凄い歓声!もちろん、1曲目はお約束の『BE MY BABY』で、盛り上がりも最高潮。

今回のセトリは下記の通り。全24曲の充実した内容であった。COMPLEXは2枚のアルバムしかリリースしておらず、その意味では発表している曲として全部で25曲しか存在しない。その中で24曲を歌ったということは、今回歌わなかったのはたった1曲だけ(The Wallのみ)。つまりCOMPLEXの曲をほぼ全曲演奏してくれたということだ。これは何とも豪華な内容だ。

1.BE MY BABY
2.PRETTY DOLL
3.CRASH COMPLEXION
4. NO MORE LIES
5.路地裏のVENUS
6.LOVE CHARADE
7.2人のAnother Twilight
8.MODERN VISION
9.そんな君はほしくない
10.BLUE
11.Can’t Stop The Silence
12.CRY FOR LOVE
13.DRAGON CRIME ~14. HALF MOON (布袋のソロ)
15.ROMANTICA
16.PROPAGANDA
17.IMAGINE HEROES
18.GOOD SAVAGE
19.恋をとめないで
20.MAJESTIC BABY

アンコール

21.1990
22.RAMBLING MAN
23.CLOCKWORK RUNNERS
24.AFTER THE RAIN (朱いChina)

この中でやっぱり特に盛り上がったのは掴みの『BE MY BABY』、『GOOD SAVAGE』、『恋をとめないで』、『MAJESTIC BABY』、『1990』、『RAMBLING MAN』当たりだろうが、吉川晃司がしっとりと聴かせてくれるバラードの『CRY FOR LOVE』も改めて聴くとかなりの名曲である。

僕は布袋が大好きなのだが、歌声という意味で布袋は決して“美声”ではない。やっぱりBOOWYの氷室京介、そして吉川晃司に歌声としては軍配が上がる。その意味ではBOOWY解散後、布袋はCOMPLEXにより吉川晃司という美声をまた手に入れたわけだが、その価値と見事なケミストリーを今回のライブで改めて痛感した。布袋のギターも相変わらずキレッキレで素晴らしかった!やはりCOMPLEXは日本のロック業界で画期的で且つ、歴史的な出来事だったのである。

布袋寅泰62歳、吉川晃司58歳。この年齢でも広いドームのステージを所狭しと駆け巡り、吉川晃司はダンスをしながら熱唱、布袋は常に神業ギタープレイを演奏し続ける・・・。まさにこんな元気なアラカン(アラウンド還暦)はそういないし、2人のエネルギーに触れて、自分もまだまだ頑張らねば!と改めて心に誓ってしまった。

布袋はこれまで何度もライブで見ているし、ロンドンのライブハウスでは至近距離でも見ているのでとても馴染みがあったのだが、吉川晃司は初めてライブで見たのでとても新鮮であった。彼もそれなりに歳をとったので、やんちゃな若い頃とはかなり違うだろうが、それでも良い形で渋いイケオジになったものだ。ぜひ見習いたいものだ。あの“シンバルキック”に何度もトライする様子にも感動してしまった。またアンコールの最後『AFTER THE RAIN』を歌う際に、なんと素肌にジャケットを羽織ったセクシーな姿で登場し、周囲の女性陣もキャーキャー言っていた。さすが吉川晃司は今も現役である(笑)。

今回、また日本のロック音楽の歴史的な1ページを生で体感することが出来たのは本当に感動的であった。震災があったことで2人がまた立ち上がって生まれたイベントとなったが、恐らく2人が共演する雄姿を観れるのは今回が最後かもしれない。そういう思いを嚙みしめながら一瞬たりとも逃さないようライブを楽しんでいたが、最後のMCで布袋が、“新曲を作らないと”と言ったまさかの一言にファンが大反響!25曲しかないCOMPLEXとしては、毎回これ以上の曲数を超えることは無いことから、新曲というリップサービスコメントになったものだと思うが、それでもわずかな期待も膨らむ発言にはファンも大喜びであった。まさに終始圧巻で、最高に楽しめた感動のライブであった。

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