ゴールデンウィークに伊勢を訪れた際、松阪に立ち寄った。名古屋から特急で向かうと、ちょうど伊勢市駅の1駅手前が松阪駅。名古屋駅からは1時間15分程度の距離である。
松阪と言えば、あの松阪牛で有名な町だが、実は前から訪れてみたい理由が他にも2つかあった。
その一つはここ松阪が三井家発祥の地であること。後に江戸時代の商人として大成功を収め、三井財閥を創った三井高利が産まれ育ったのが松阪なのだ。
松阪駅から徒歩10分くらいの場所に、三井高利の生家が残っており、現在は中に入れないものの外から見物。このエリアは昔の町並みがまだ一部残っており、川なども流れていてとても風情のある素敵な町であった。
そしてもう一つのお目当てが、松阪城。城好きとしてここ松阪城はいつか訪れてみたいと思っていた。この町はまさに城下町として栄えた町で、松阪城址はその面影をしっかり留めていた。天守や櫓はないものの、見事なな石垣が残っており、市民の憩いの場になっている。やっぱりお城、そして石垣はいつ観てもいいものだ(笑)。
天守閣跡からの眺めも抜群であった。
そしてここにある旧図書館の建物が松阪市歴史民俗資料館となっていたが、ちょうと今年は三井高利が産まれて400年という記念すべき年でもあり、『松阪に残る 三井家の足跡』と題した展示が行われていたので、勉強の為に立ち寄った。貴重な資料が多く展示されており、見応えのある資料館であった。
松阪城の外側には“御城番屋敷”と呼ばれる、古い民家が保存されているエリアがある。とても美しい町並みは必見。人気の観光スポットとなっていた。
松阪観光の締めくくりとして、やはり松阪牛を食べずには帰れない。駅前にある松阪牛の人気店、かめやでランチ。松阪牛のステーキとかすき焼きはかなり高いので、かなりリーズナブルなスタミナ焼き定食を注文。本場で食べる松阪牛はやっぱり美味しかった!
なかなか松阪だけを観光する機会も無いかと思うが、伊勢神宮への参拝とパッケージでぜひ燻し銀の松阪も訪れることをおススメしたい。