BOØWY時代の曲は全て好きだが、個人的に特にお気に入りなのは「Only You」、「No.New York」、「Cloudy Heart」。GLAYにも多大な影響を与えたと言われる「B・Blue」、布袋のギターテクという意味では「Bad Feeling」もなかなかカッコよかった。そして中でもオリコン1位を獲得した大ヒット曲の「Marionette」は思い出の曲でもある(後に発表され、大ヒットした氷室のソロシングル「Kiss Me」とあまりにも似ていたので、良く曲が”途中で変わるシリーズ”と題してカラオケで歌っていたものだ)。時々懐かしくなって、今でもCDを引っ張り出して聴いているが、やはり楽曲の良さ、レベルの高さに驚かされ、今聴いても新鮮ですらある。そして氷室のボーカルの獅ウも改めて実感する(個人的には声が西城秀樹に似ていると言って、氷室ファンには良くヒンシュクをかっているが、ぜひいつか氷室に「ヤングマン」を歌って貰いたいものだ)。
BOØWYの活動期間は、1981年から1988年の7年間と必ずしも長くは無かったが、それでも業界やその後のビジュアル系を含めたハードロック系バンドに多大な影響を与えたバンドであったことは事実である。僕はこの期間の大部分をNYで過ごしたので日本でタイムリーに当時の興奮を体感することが必ずしも出来なかった面はあるが、それでもNYにも彼らの情報は伝わっていたし、CDなどは入手して、みんなで良く聴いていたものだ。
1988年に吉川晃司と結成したCOMPLEXも実に面白い音楽ユニットだった。BOØWY解散直後で、人気絶頂の布袋と、アイドル歌手からシンガーソングライターとして急成長を遂げようとしていた吉川のコンビは当時大きな注目の的であった。布袋が低い声で”Be my baby, be my baby”と繰り返す歌詞でスタートするシングル「Be My Baby」はオリコン1位を獲得、アルバム「COMPLEX」も大ヒットした。個人的には「Rambling Man」も好きで、良くカラオケで歌っていたものだ。そしてセカンドアルバム「Romantic 1990」からのシングル「1990」はシンセで始まるオープニングが印象的なヒット曲。曲風的には、BOØWY的なものが多いながらも、吉川のボーカルで新鮮味が加わったと言える。
布袋がソロになってからも、最初のソロアルバム「Guitarhythm」 に収録されている「Glorious Days」などは、デジタル系の音色を取り入れながらも基本は「Only You」のカラーそのままで実に嬉しかったものだ。そして、その後1994年辺りから、立て続けに放ったシングルヒットの数々(「サレンダー」、「POISON」、「スリル」、「CIRCUS」、「バンビーナ」、は実に印象的だったし、BOØWYとも違う、本当の意味での”布袋ソロ”の勝ちパターンを確立した。どの曲もキャッチーで、高いャbプ性と布袋らしさを兼ね備え、布袋のお世辞にもうまいとは言えない歌声すら気にならない程、曲の出来栄えはどれも最高だった。
2004年には、布袋が映画「新・仁義なき戦い」のために作曲したテーマ(Battle Without Honor or Humanity)がシングルカットされたが、この曲はタランティーノ監督にすっかり気に入られ、彼の超B級アクション映画の傑作「キルビルVo1.1」で使われたことで、世界的にも知られることになったのだ。それにしても、やはりアメリカでも日本でも、ギター野郎は常にカッコいい!
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