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新ドラマ「イノセントラブ」に期待!

10月からの新しい月9、「イノセントラブ」が始まった。フジの看板枠である月9は、昨年10月の「ガリレオ」から、「薔薇のない花屋」、「CHANGE」、「太陽と海の教室」と4作品連続で初回20%超えを記録しており、今回の「イノセントラブ」もNHK大河ドラマ「篤姫」でも評価が高い人気の堀北真希主演ということでスタートダッシュが大いに期待されたが、残念ながら初回の視聴率は16.9%に留まった模様だ。しかし、個人的には最近どうも軽いタッチの(内容が薄い)ドラマが多い中で、久しぶりの重厚なテーマの作品として期待しており、初回は今後の展開に期待を持たせる良いスタートだったと思う。

本作の脚本が浅野妙子、演出が中野利幸の「ラストフレンズ」コンビで、主演は堀北真希とゆずの北川悠二がダブル主演。周りを香椎由宇、成宮寛貴、内田有紀等の人気俳優が固める。ゆずの北川悠二を起用した配役はかなり意外だったが、初ドラマ主演とは思えないほどナチュラルな演技で驚いた。そして注目の主題歌は宇多田ヒカルの「Eternally - Drama Mix」。この曲は2001年に発表されたアルバム「Distance」に収録された曲だが、このドラマ用に書き下ろされたかのようにぴったりとはまった楽曲で、ドラマ「魔女の条件」の主題歌としてヒットした宇多田ヒカルの「First Love」にも通じる雰囲気の名曲である。中野利幸プロデュース、浅野妙子脚本作品としては前作「ラストフレンズ」の「Prisoner of Love」に続いて宇多田ヒカルの連続採用でもある。

物語は長野県の小さな町で起こった事件で始まる。両親を惨殺され、その上家に放火されたが、娘で13歳の少女佳音(かのん)と5歳年上の兄は生き残る。しかし、その後兄は両親殺害の罪に問われ、刑務所に入ることとなる。一方、佳音は兄の無実を信じてけなげに兄を慕いながら生きているが、どこへ行っても事件のことを周りに知られ、殺人者の妹として敬遠され、職を失いながら転々とする。その後長野を離れ、横浜での新しい人生のスタートを切ろうとするが、事件の影は常に彼女を付きまとう結果に。そんな中、音楽家で、同じく幼い頃両親を亡くしている長崎殉也(北川悠二)に出会い、どんどん惹かれていくという純愛ラブストーリーである。

暗い過去を持つ佳音という設定、兄の事件に関する関与の真実(東野圭吾の「手紙」にも通じるテーマ有り)、佳音と殉也のラブロマンス、そして殉也にも色々と秘密がありそうで(最愛の婚約者が寝たきりの植物人間となってしまっている)、悲劇的な設定が今後の展開に大きな期待を抱かせる。

また別の機会で詳しく触れてみたいが、元々僕は暗い過去を背負う主人公、遠い記憶を呼び覚ます系のドラマが好きで、これまでにも「1リットルの涙」、「白い影」、「君と出逢ってから」など暗いテーマのドラマには相当めりこんで見てしまうのだが、最近は比較的その手のドラマが少ないと感じていた。最近では「ラストフレンズ」が比較的重いテーマで、やや僕の好きな路線ではあったが、少し内容が薄い気がした。その意味では今回このドラマの今後の展開には大いに期待したいところだ。今後の展開次第では、視聴率も上がってくるだろう。

堀北真希はこれまで全然ファンというわけでは無く、正直言うと特段興味も無かったが、映画「ALWAYS 3丁目の夕日」などの映画での演技はなかなか好感が持て、最近はちょっとだけ気になり出していた。これまでドラマ「花ざかりの君たちへ~ イケメンパラダイス」などで男役などかなりショートヘアでボーイッシュな役が多かったが、今回は完全に女性らしい役なので、今までと違った展開が楽しみだ。またこれも直感だが、堀北真希と北川悠二の雰囲気が結構マッチしていて、ひょっとするとこのドラマが縁で将来結婚!、などということも十分に有り得るのではないかと思ったりしている。その意味でもドラマとあわせて今後2人の展開にも大いに期待したいと思う。
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