稀代のポップアイコン、ビリー・アイリッシュがついに来日し、8/26(金)に有明アリーナで単独ライブを行った。2020年に予定されていた来日公演が延期されてから2年。やっと実現した一夜限りの有明アリーナ公演は、即ソールドアウトとなったが、この貴重なプラチナチケットを入手出来たのは本当に感動である。
会場となった有明アリーナは、昨年のオリンピック用に建設されたが、その後使用されていなかった為、ようやく今年8月20日に一般イベント用にオープンしたばかり。ビリーのライブが殆どこけら落としに近い開催なのだ(厳密にはEXILEとPerfumeに続く3つめのライブ開催らしい)。
僕は2019年頃からビリーにすっかりハマってしまっていた(当時の下記ブログご参照)。
https://blog.goo.ne.jp/bluedeco1969/e/77b5339894ff6d2ed0874c1690a1d1fe
翌年の2020年に初来日すると聞いた時は何とかチケットをゲットしたいと奮闘したが、結局抽選に外れて買うことが出来なかった(涙)。しかし、その後コロナの影響で来日公演自体が延期となってしまっていた。そんな経緯もあり、今回一夜限りのライブに参戦出来るようになったのは本当に奇跡的でもあるし、2年前のことを思い出すと感無量である。
りんかい線国際展示場駅から、有明アリーナへと向かう。
ライブは17:30開場、19時開演。新しい会場だけあってとても美しいアリーナだ。
多くの若者に加え、僕のような年配者も意外に多かった。席は3階席であったが、ステージの真正面だったので見やすい位置。あの脳学博士の茂木健一郎さんもすぐ隣のブロックに座られていた。天井には木材も使用され、とてもオシャレな作り。アリーナ席も入れると15,000人が収容出来る為、なかなかのキャパである。
そして時間通りの19時にライブ開始!下記24曲も歌ってくれたのだが、1曲1曲が比較的短めだった為、全体としては1時間半くらいのライブであった。
セットリスト
- bury a friend ◎
- I Didn’t Change My Number ☆
- NDA ☆
- Therefore I Am ☆
- my strange addiction ◎
- idontwannabeyouanymore / lovely ○
- you should see me in a crown ◎
- Billie Bossa Nova ☆
- GOLDWING ☆
- Halley’s Comet ☆
- Oxytocin ☆
- ilomilo ◎
- i love you ◎
- Your Power ☆
- The 30th
- bellyache ○
- ocean eyes ○
- Bored
- Getting Older ☆
- when the party’s over ◎
- all the good girls go to hell ◎
- everything i wanted ☆
- bad guy ◎
- Happier Than Ever ☆
まずは、兎に角ビリーが可愛い!声もしぐさもとても可愛いのだ。そしてバンドはビリーと兄のフィニアス、そしてドラマーの3人だけという実にシンプルな構成だが、照明、ビーム光線、バック映像なども含め、かなり凝った演出で大いに盛り上がった。
基本的にはライブタイトル通り、最新アルバム『Happier Than Ever』(上記☆印の曲)から11曲が選曲され、ライブの中心ではあるが、やはり外せない前作『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』からも8曲(◎の曲)、そして1枚目のEPアルバム、『don’t smile at me』からも3曲を熱唱(○印のもの)。これまでの3枚のアルバムからまんべんなく披露してくれている。
更にこの中で、『The 30th』は、7月にリリースされたばかりの『Guitar Songs』という最新EPアルバムに収録されたギターソング。『Bored』はNetflixオリジナルドラマ、『13の理由』に収録された曲である。ライブ中、兄フィニアスのギターと一緒に歌うビリーがまた素晴らしかった。どちらかと言えばウィスパリングボイスばかりが目立ってしまうビリーだが、弾き語りでの歌唱力もかなり素晴らしく、ビリーは歌も上手いということを改めて痛感。
ライブは僕の大好きな1曲、『Bury a Friend』からスタート。この曲はアルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』に収録されたシングルで、サイコホラー映画のようなPVがインパクト大であった。大ヒットシングル『Bad Guy』と並んで、ビリーのダークな魅力が炸裂した1曲。他には、ファーストアルバム『don’t smile at me』の中で特に好きだった『bellyache』と『ocean eyes』を歌ってくれたのも嬉しかった。
ライブの後、記念にビリーのワールドツアーTシャツを購入!
日本全国の中で、たったの15,000人しか参戦出来なかった貴重なビリーのライブ。これに参加出来て、生ビリーに会えたただけでも最高に幸せなことだが、1曲1曲をかみしめながらの楽しいライブはあっという間に終わってしまった。今回2年越しで念願のビリーに会えたが、また次回の来日も会える保証はない。同じく2019年頃からファンになったDua Lipaもまだ今みたいに有名になる前にZepp Tokyoでライブを観戦出来たのも最高の思い出となったが、Dua Lipaも次回はアリーナクラスの大々的な来日公演を楽しみにしたいし、他に来日に期待したいのはMaisie Petersだろうか。これからもライブを楽しみにしたい。
グラミー賞などもとって既に大物の風格すら漂い始めたビリーだが、彼女の益々の活躍を楽しみにしたい!