創作意欲を刺激した、愛しの宇宙怪獣『ベムスター』

ベムスターとは、『帰ってきたウルトラマン』の第18話に登場する宇宙怪獣である。



僕は昔から、この怪獣が妙に好きであった。
この18話は、ちょうどウルトラセブンが帰ってきたウルトラマンにゲスト出演する話でもあり、その意味では僕の好きなウルトラセブンとも縁が深いわけだが、一見怖いが、よくよく見ると何とも可愛い雰囲気のこのベムスターに、子供ながらとても惹かれたものだ。

ここで、ご参考までにベムスターを少し紹介しておこう。



“ベムスターは、かに星雲の爆発により誕生したとされる宇宙怪獣で、主なエネルギー源は水素、ヘリウム、窒素である。そのため、地球上ではガスタンクを次々と襲撃していた。
武器は巨大な爪と、角から放つ光線。ヨタカという鳥のようなユーモラスな外見とは裏腹にかなりタフで、腹部にある五角形の“口”であらゆるエネルギーを吸収でき、また顔の嘴でレーザー光線を吸収する。“

なかなかの強敵で、帰ってきたウルトラマンを苦しめたが、最後は、ウルトラセブンに貰った新しい秘密兵器”ウルトラブレスレット”を使ってベムスターを切断し、勝利を収めたのだ。

あまりにもベムスターが好きなので、ベムスターが登場する帰ったきたウルトラマンの第18話が収録されたDVDも持っている。



ベムスターのフィギュアもかなりのお気に入りである。



また、中学生の頃、ベムスターを忍者のキャラクターにした『忍者ベムスター』とSF版短編作『ベムスター特別編』などのマンガを描いていたが、今では懐かしい思い出である。
特に、忍者ベムスターは、当時おじいちゃんも気に入ってくれて、田舎の祖父母の家に、僕が描いたベムスターのポスターを長い間
飾ってくれていたのを良く覚えている。




ベムスター特別編の制作もずいぶん懐かしい。学校のマンガ雑誌か何かにも載せたような記憶があるが、これはのちに短編ものばかりを一冊に纏めたものから抜粋した。ベムスターはすっかり可愛い、正義のヒーローとなっているのである。





また、昔母親にベムスターのキャラクターをぬいぐるみ化して貰ったことまであったが、残念ながらこの貴重なぬいぐるみはもう存在していないと思われる。

久しぶりに”ベムスター”を思い出し、何だかまた初心に帰って創作意欲が湧いてきたような気がする。