『早川城』は神奈川県綾瀬市にある城跡。自宅のたまプラーザからは、まず国道246に乗って南に向かい、座間を超えて、綾瀬市辺りで246から一般道へ。そして自宅から約50分程度で到着。距離的にはそう遠く無いのだが、鎌倉や横浜のように、高速が使えないので意外に時間はかかってしまう。
早川城は、現在『城山公園』として整備されているが、遺構がかなり色濃く残っている公園となっており、城マニアにはたまらない城跡だ。公園には無料の駐車場が完備されているのも嬉しい。早速公園の入り口に、早川城の説明看板が。早川城は、地元では城山(じょうやま)と呼ばれ、鎌倉時代の御家人、渋谷氏の城として伝えられている。
1989年から1995年頃にかけて、綾瀬市教育委員会で早川城の学術調査、発掘調査が行われ、その結果、堀切、土塁、物見塚、曲輪等多くの城郭関連遺構が発見され、県内でも有数の保存状態が良好な中世城郭なのだ。
入り口の雰囲気から、城を思わせる感じでとても気分が上がる。
更に進んで行くと、何とも保存状態の良い堀切が出現。案内看板などもあってとても見学しやすい。
そして堀切を抜けていくと、本丸跡と思われる広場も出現。典型的な城跡の特徴である。
本丸の一角に、物見塚という少しこんもりした丘があった。ここに東郷氏祖先発祥地碑が建てられていたが、実はこの早川城主であった渋谷氏の末裔が、あの東郷平八郎の先祖であったことから、ここに碑が建てられたようだ。
その後も城跡の周辺にはたくさんの土塁跡があった。やはり城跡特有の丘陵地帯としての地形となっている。
公園の東側には、湿地帯があるが、ここも堀の跡ということが良くわかる。湿地帯の中には川も流れており、周辺も散歩が可能なコースとなっている。
こちら側にも立派な土塁跡が確認出来る。
これまで見てきた城跡と比較しても、この早川城はとても良い遺構の保存状態なのは驚いた。公園としても整備されていることから、きなこの散歩にも快適な城跡であった。また機会を見つけて再度訪れてみたい。
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