記憶を辿ると

自分には高価なお着物買って

私には

ごみから拾ってきた洋服を

着せていた

母。

きっと私は

いらなかったんだろうな。

父が私に

教えてくれた。

私が16歳の時。

お母さんは４人目に出来た

お前を産みたくないと

言っていた。

おろしたいと言ったけど

わしが産めと言ってやったと。

まるで私がこの世に

存在しているのは

自分のお陰だとでも

言いたいような口ぶりでした。

子供なんて

生まれたところで

全然大事にしないのに

随分恩着せがましいと

思います。

何様なんだろう。

考え事

夕飯に

いよかん二個

食べました。

買い物をしていて

自分の子供くらいの年頃の

人を見かけると

どうしているのかなあと

思います。

でも、

病気でろくに

働くことも出来ない親なんて

足手まといでしか

ないんだろうなあと

思います。

助けてくれる人が

いない暮らしは

さぞかし大変だろうと

思います。

頑張ってやっていって欲しいと

思います。