・ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を超える(7月1日より上映中)
昨年上映された前作に引き続き、酔っぱらって記憶をなくした男3人組の珍道中をタイのバンコクを舞台にした映画。
東南アジア屈指の都市である、バンコクの風景・自然・文化が作品の中で数多く描かれているが、下ネタ的なキワドイシーンも多いためR15指定を受けているが、この映画はそういったシーンを見せることが狙いなので、観る人はそれをどう感じるかによって好き嫌いがはっきりと分かれると思う。
話の内容は、幼馴染の3人組の1人が結婚するの前夜にビールで一杯やったが、翌日記憶を無くし全く知らない場所で目が覚めてしまった。行方が分からなくなった婚約者の弟を見つけるために、バンコクに住んでいる人々や文化と接しながら、記憶を手繰り寄せていく。はたして結婚式に間に合うのか。
酒に酔った彼らの様々なシーン(彼らの暴挙はエンディングで詳しくわかる)は笑えるところもあったが、一部これはストーリーとして必要でない冗長的なシーンもあった。たとえば、婚約者の弟の指が一本なくなるというのは本当に必要だったのだろうか。そのシーンはとてもグロデスクに感じた。あと、この事実をただでさえ結婚を否定している父親が知ったら、絶対結婚式なんて挙げることはできないと思うんだけど。
オープニングがいきなりこのシーン。このシーンは物語の終盤に出てくるが、3人の絶望感がくっきり出ていて印象に残った。
前作に続き、今作も様々な問題行動を起こす、セレブニート・アラン。アクの強い風貌や言動はインパクトありかなり笑える。彼がこの映画を引き立てているといってもいいだろう。