・鍵泥棒のメソッド(堺雅人・香川照之・広末涼子出演 9月15日より上映)
「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、人生が入れ替わってしまった売れない役者と凄腕の殺し屋が巻き込まれる騒動を、堺雅人主演で描く喜劇。35歳でオンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、銭湯で出会った羽振りのよい男・コンドウが転倒して記憶を失ってしまったことから、出来心で自分とコンドウの荷物をすり替え、そのままコンドウになりすます。しかし、コンドウの正体は伝説の殺し屋で、桜井は恐ろしい殺しの依頼を引き受けなくてはならなくなる。一方、自分が売れない貧乏役者だと思い込んでいるコンドウは、役者として成功するため真面目に働き始め、徐々に事態は好転していくが……。共演に香川照之、広末涼子。(映画.comより)
この映画は「ストーリー」より役者の「演技」で成り立っているといっても過言ではない。
特に香川照之演じる殺し屋(といわれている)コンドウの記憶喪失の時と記憶が戻った時の演技のギャップが凄かった。この演技力が、役者を目指しているがその芽がが出ない堺雅人演じる本来の主人公の桜井との対比を際立たせていた。まるで香川が主人公であるかのような映画だった。
そして広末涼子が演じるちょっと空気を読めない一直線な女性水嶋香苗の存在が、今まで完ぺきな演技をしていたコンドウを狂わせ、ダメ男の象徴でもある桜井が一世一代の演技をし。彼の殻を破るきっかけにもなっている。
ストーリー自体はベタな内容なのであまり面白みがないのだが、彼らの演技がこの映画を面白いものにさせている。記憶喪失に原因となるコンドウの風呂場でもズッコケも妙に迫力があって笑えた。
ただ最後のコンドウと水嶋のシーンはちょっとどうかなって個人的に思った。
コンドウが記憶喪失になっているときの表情。記憶喪失から戻った本来の表情とまったく違う。これは演技力が相当ある役者じゃないとできないと思う。
ヤクザ役の荒川良々は最初お笑いコンビハライチの片割れかと思った。
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