TIME/タイム

TIME (2月17日より公開　ジャスティン・ティンバーレイク・アマンダ・セイフライド主演）

テクノロジーの発展によって老化を克服し裕福な者は永遠に生きられる一方、貧しい者は寿命のために働き続けなければならない近未来を舞台にしたアクション・サスペンス。監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコルが務め、斬新な発想で時間に支配された究極の格差社会を描き出す。主演は、『ソーシャル・ネットワーク』のジャスティン・ティンバーレイク。共演には『マンマ・ミーア！』のアマンダ・セイフライド、『ダークナイト』のキリアン・マーフィら多彩な顔ぶれがそろう。シネマトゥデイ（外部リンク）

時間＝寿命がお金の代わりとなっている世界で貧しい地域で生まれ余命を得るために1日を懸命に生きている男が母親の死をきっかけに、貧困層の余命を与えるために大富豪の娘と協力して、ほぼ永遠の命を得ている富豪層や時間を管理している銀行やタイムパトロール・時間を奪うギャングらと格闘していく、「ねずみ小僧」を思わせるような映画。

ストーリー的にはベタな展開なので、落ち着いて観れるが、大富豪や銀行から簡単に「時間」を盗むことができたりするなどあり得ない突っ込みどころがあるシーンが多い。主人公は特に武器や能力をもってないのだから射殺するなど容易にできると思うのだが。それとストーリーの中核となる「なぜ25歳になると年をとらず、腕の余命時間で管理されるのか」という問題はほとんど触れらていない。続編がありそうな終わり方だったが、主人公が特別な能力があるわけでもなく、協力な助っ人が出てこない限りまずないのではないか。



大富豪の娘を演じたこのヒロインはなかなか色っぽい演技をしていてよかった。彼女の演技だけでも観る価値があった。